小学生の頃から自分の胸に嫌悪感があって、中学生の頃には男子になりたい、男性器が欲しいと思い、高校1年生でXジェンダーを知り「これだ!」と思うもののまだ納得しきれず、高校2年生でFTMを知り「これだ!」と確信し、胸オペとホルモン注射をしてきた僕ですが…。

最近自分は本当にFTMなのか?と思うことが多くなって、やっぱりFTXなのかな?そもそも、FTXとFTMの区切りってどこ?と迷宮入りです。


僕にはたった2人ですがカミングアウトしている人がいます(男女それぞれ1人ずつ)。その人たちに「そんなんでどこが男、FTMなの?女の子じゃん」と言われたのがきっかけといえばきっかけなのかもしれません。僕は非常に影響を受けやすい人なので…。

そもそもこんなことを言われたのは僕が可愛いものが好きだからだと思います。ぬいぐるみ好きで店頭にプーさんとかちいかわとか可愛いぬいぐるみがあったら絶対に見に行ってしまうし、カミングアウトしてる女の子と一緒に服屋に行った時にふんわりしたデザインのワンピースを見て可愛いと言ったこともありました。まぁ見てる分には可愛くても自分で着たいとは思わないんですけどね…。でも僕は、「世の中にはシス男性でも可愛い物好きな人いるじゃん!ぬいぐるみ好きな男の人も、ちいかわが好きな男の人もいるじゃん!」と思っています。

可愛いものが好きな一方で、カッコいいものも大好きです。戦車とか戦闘機とかバイクとか恐竜とか…。ショッピングモールに行けば絶対におもちゃコーナーのトミカやら恐竜のおもちゃやら見ますし、飛行機とかのプラモデルも見ます。こういう一面を見ると彼らは「こういうところは男の子なんだね」と言います。

僕は可愛いものと同じくらいカッコいいものも好きです。


女子として過ごしていたときは「絶対に自分は女じゃない!男だ!」と強い意志がありました。戸籍まで変更して、完璧な男になるんだと。

ただ、大学生になり男子として生活してみて、「やっぱり生まれながら男の人と比べると勝てない部分がある」ということに嫌でも気づかされました。当たり前と言えば当たり前です。小中学生、高校生時代、授業でやることは男女で違っていたし、体の発育も違うし、男として育てられたか女として育てられたかでは考え方や行動なども違う部分があります。そういうときに、やっぱり「自分は完璧な男にはなりきれないんだ。どう足掻いても女で生まれてきた過去は消せないし、女として生きてきた18年間も消えない。女であった自分を無かったことにすることはできない」と思ってしまいます。

それを無かったことに、墨塗りの18年間にしようとしてきた大学1年生でしたが、2年生になってその考えは変わりました。ありのまあの自分を受け入れてくれる人に初めて出会えたことで、「女である自分も男である自分も同じ小太郎である」という考え方になりました。それと同時に、「自分は女でもあるけど男でもある、女でもないけど男でもない」これがしっくり当てはまるのかな、と。こうなると心はFTXっぽいなぁ、と。

でも胸は嫌だったから取ってスッキリしたわけだし、昔の声は嫌いだったけど声変わりした今の声は気に入ってるし、今でも(絶対にないですが)自然に生えてきてくれるものなら男性器が生えてきて欲しいです。体は男になって欲しい。生理だってきてほしくない。こういう身体的な部分はFTMっぽいなぁ、と。

結局今はよくわからない状況です。


今は夏休みでアルバイトも新しく始めました。そこでは初めてカミングアウトして働くことになったので、また詳しく書こうと思います。


以前のバイト


今週末から両親の実家に里帰りでネット環境のないど田舎に行ってしまうのでコメントの返信が遅くなってしまいますが、実家に戻り次第返信しますので気長にお待ちください🙇