こんにちは。3回の三宅優次郎です。最近、コーヒーは豆の種類と同じぐらい煎り方が大事だと気づきました。
このブログでは、僕がサッカーを続ける理由について書いていきます。このブログを通して、皆さんに少しでも自分の気持ちを伝えられたらと思い、だいぶ長い文章で所々ヘンな部分もありますが、ちょっとの間部活に行くことができないので、ゆっくり最後まで読んでいただくと嬉しいです。



というのも、このブログが公開される前日2025/09/10、僕は左膝の半月板縫合の手術を受けていて、人生で3度目のリハビリ生活が始まっているからです。1.2度目はというと、右膝前十字靭帯・右膝内側半月板損傷(2023-夏) 左膝前十字靭帯・左膝外側半月板損傷(2024-夏)と怪我歴だけはプロサッカー選手並みですが、実際大学生になって試合に出られたのは新人戦の2分弱(2024/07/28 vs神戸学院大学)だけで、ほとんどがリハビリやチームのサポートに徹する日々で、休部している期間も長かったです。休部期間のサッカーがない日常は、無味で混沌とし、仲間に会えない日々はとてもさみしい気持ちで心が折れそうになり、サッカー部を辞めようと考えることは何度もあります。こんなほとんどのサッカー選手にとってはなんとも退屈で面白くもない大学生活を送ってきた僕が、それでもサッカーを辞めない理由について、考えていきたいと思います。

「サッカーのすばらしさ」
僕はサッカーのゴールシーンがこの世で最も美しい瞬間の1つであるなと常々感じます。11人対11人というチームを代表する精鋭が、今まで積み重ねてきた努力の結晶をコート内外の仲間と力を合わせて、それをぶつけ合う。そして、ゴールネットを揺らしたとき、勝負に勝ったときにしか味わうことのできない胸の高まりは格別です。また、たとえ学年が異なる先輩や後輩であっても、一度同じピッチ上でボールを蹴ると不思議と一気に心の距離が縮み、それまであった心の壁を簡単に壊してしまう、サッカーはそんな不思議な力を持っています。だからこそ、怪我をせずサッカーができていたら、もっと仲間や先輩・後輩とコミュニケーションがとれ、今よりもっと近く良い関係性を築くけていたのではないかととても悔しく思います。こんなにも魅力的なサッカーを本気で続けられる時間も、あと1年半となってしましました。もう一度、あの興奮を味わい、サッカーを存分に楽しみ、仲間と貴重な時間を共有するために、ここで簡単には諦めたくないのです。

「大阪公立大学サッカー部」
僕が所属する大阪公立大学サッカー部には、とても優しく心から尊敬する先輩方、毎日楽しく時には熱くサッカーに励む後輩たち、そして「強豪校から努力して大学に入り、努力をし続けるNo.10」「ピッチ内でもピッチ外でもチームを支え、頼れるCB」「ルーティンを確立し、誰よりもトレーニングに励むCF」「毒舌なこともあるが、実は誰よりも思いやりのあるRWG」「いじられキャラになりつつあるが実力は本物のLWB」「パワーと巧さを兼ね備えたCF」「一歩目の寄せが速く1年で肉体改造したCB」「シュートセンス抜群のCF」「フィジカル面からメンタル面までケアをし、チームに不可欠なTR」「チームを常に側から支えるMG」全員は書ききれていませんが、書ききれないほど一人一人に魅力がある同回。僕たちは3回生ということもあり、自分が怪我のことばかりに専念している一方で、嫌な顔一つ見せずに自己犠牲を惜しまず、チームの仕事や裏で支えるような仕事をしている仲間がたくさんおり、「ありがとう」の一言では感謝しきれません。そんな彼らを見ていると、自分がチームに貢献できていないと痛感します。大学生になってまで、朝の7:15という決して遅くない時間から練習に励み、勉強にアルバイトに全力で取り組む、こんな素晴らしい仲間と出会えた運命を失いたくないと思わない人がいるでしょうか。



「恩返し」
僕がサッカーを続けている理由の一つに、両親の存在があります。兄に連れられ、幼いころから始めたサッカーですが、両親はいつも試合や練習がある日には送迎をしてくれ、特に試合がある日には必ず応援に駆けつけてくれました。高校生になってからは応援に来られるのが少し恥ずかしくなり、来てほしくないと思っていましたが、正直、試合をしている姿を見てもらうことが一番のモチベーションで、近くで応援してくれることが何よりもうれしかったのを覚えています。そんな高校時代も3年前のことで、大学生になってからはまだサッカーをプレーしている姿を見せることができていません。何度も手術を受けさせてもらい、心が折れそうなときも常に応援してくれる両親に、もう一度全力でサッカーをしている姿を見てもらい、感謝の気持ちを伝えたいのです。また、いつも親身になって考えてくれる主治医の先生とリハビリの先生、今の自分の基礎を作ってくれた高校時代の顧問など応援して支えてくれている人たちにいい報告を必ず届けて、恩返しをしたいのです。

さて、僕のサッカーに対する気持ちについて、長々と考えてきましたが、気持ちを伝えることはできたでしょうか。最後に、今日までの大学生活は思うようにいかず「なんでなん」と思うことが多々ありますが、僕はとても濃く充実した日々を送ることができていると感じています。今後どんなサッカー人生を創っていくのかについてまだ何もわかりません。しかし、「やっぱりか」と思われるような結果にならないように、来年のブログにはサッカーをしている写真を載せられるように、残りの時間を創っていきたいと思います。手術明けの僕に目の覚めるようなリアクション待っています(笑)。



次回のブログは渡辺優です。この夏、ベトナム研修に行った彼は何を綴ってくれるのでしょうか。お楽しみに。