こんにちは。
先日、小川から紹介に上がりましたオリオン柏木です。
今日はロマンティックな星の話をしようと思います。
オリオンは月の女神アルテミスの恋人であり、乱暴者であったため、神の遣いであるサソリに刺されて死んでしまい、冬の星座となった男です。それ故、夏の星座であるさそり座が東の地平線から上がってくると、恐れおののいて逃げるように西の地平線へ沈んでいくんだとか。
神話ってロマンティックですよね。
そしてオリオン座は一等星の星がリゲルとベテルギウスの2つ、2等星の星が、、、
って星の話をしに来たんじゃないわ。
僕は、おそらく人生最後となるであろう今回のブログで、サッカーについての想いを綴ります。最後まで読んでいただけると幸いです。
「まだまだこのチームでサッカーをしていたい。」
これが僕の今の気持ちの全て。なんか色々かっこいいことを伝えれないかと考えたけど全然無理だった。
この気持ちは皮肉なことに引退が近づくにつれてどんどん大きくなっている。
なんでこんなに引退を目前にしても、楽で楽しい「楽楽」な引退ライフを待ち遠しいと思わないのだろうか。きっとそれは、僕がまだ納得していないから。「発展途上僕」だから。
週末の公式戦で
何回インサイドパスをミスした?
何回ロングボールをミスした?
何回ヘディングで競り負けた?
何回1対1でボールをとりきれなかった?
何回ラインを揃えるのが遅れた?
何回チームメイトに正しい指示の声をかけれた?
全てのプレーが納得するには不十分で、それが今の実力。受け止めるべき現状。
これまでの練習で
きっと何万回とインサイドパスをして
きっと何万回とロングボールを蹴って、、、
数えきれないほど膨大な回数、時間を練習してきた。ゲームだったらレベルMAXになっていないとおかしいぐらい。それなのに未だにミスは1試合でも数えきれないほど起こってしまう。終わりが見えない、どこまでも高みへ導いてくれるサッカーがやめられない。
だけど、
今週末の試合に勝つことができた。自分が納得できないプレーをしてしまっても、チームメイトのおかげで勝つことができた。みんなで喜びを分かちあうことができた。
これが僕の2つ目の「まだまだこのチームでサッカーをしていたい」理由。大阪公立大学サッカー部が大好きだから。
自分の活躍を喜んでくれる仲間がいる。自分のミスをカバーしてくれる仲間がいる。ゴール前で体をはってゴールを守ってくれる仲間がいる。ここぞという時に点を獲ってくれる仲間がいる。
発足した当時はどこかよそよそしくバラバラだったこのチームが今、本当に1年目とは思えないぐらいに「チーム」になっていると感じる。毎試合できることがどんどん増えてきている。応援してくれる仲間の声がどんどん大きくなっている。こんな感覚、多分このチームでなきゃ味わうことができなかった。
最高の同期、最高の後輩に囲まれて毎日過ごせる僕は幸せ者だなぁ。
こんな不確定要素が多く、いくら練習しても平気でミスをしてしまう。その度とても悔しくてまた練習する。工夫する。本気でチームメイトに要求する要求される。試合の結果に一喜一憂する。本当に素敵な人と僕とを繋いでくれる。
僕にとってそんなものはサッカーだけです。
サッカーだけです。普段仲のいいチームメイトと思いっきりぶつかれるのは。
サッカーだけです。汗まみれの男達との抱擁がこんなにも嬉しいのは。
サッカーだけです。僕の気持ちがこんなにも熱く燃え上がるのは。
「サッカーだけなんです」
星の勉強じゃ足りないんです。ナスの研究じゃ足りないんです。他の何でも今の僕にとっては補えないんです。
そんなサッカーが残り1試合で本当に終わってしまうんです。実感なんか湧くわけありません。終わってしまってからもまた、色々なサッカーにしかなかったものに気づかされるのでしょう。でもそれでいいんです。今の自分にとってサッカーは、大阪公立大学サッカー部は特別で。他の何にも替えられないものなんです。
このチームで過ごす時間は僕の宝物なんです。後になればなるほど、多分この宝物は磨かれて磨かれて、ピカピカに光るんです。だったら、今はただがむしゃらに、泥々になるまでサッカーに真っ直ぐ取り組もう。
残りラスト1試合、全力で闘おう。
大阪公立大学サッカー部1年目の集大成を、これから最高の後輩が繋いでくれるこのチームの可能性を最後にぶちあげよう。
絶対勝つ。
真っ直ぐに気持ちをぶつけすぎてしまい、まとまりのない文章となってしまいましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は大阪公立大学サッカー部1年目ブログの最終章、この1年間最もチームのことを考えて行動し、僕たちを1つの「チーム」に創りあげた主将、ゼウス十河です。
乞うご期待!!