こんにちは、大阪公立大学サッカー部3年の稲垣創太です。最近、股抜きで相手を抜くことができていないので次の試合で魅せたいと思います。さて、今回は新チームで半年間プレーしてきて感じたことを語りたいと思います。拙い文章でありますが、読んで頂けるとありがたいです。
今年度から大学の合併を受け、新たに大阪公立大学サッカー部としての活動が始まりました。部員は70人近くに及び、3チーム編成できるほど大所帯になり、ポジション争いも激しくなりました。その中で送るサッカー生活は刺激的であり、非常に充実した毎日を送れています。
新チームになり、新しい仲間、新しいチームスタイル、新しいポジションでプレーすることで気づいたことがあります。それは「順応性」の大切さです。
サッカーにおける順応性とは、「チーム戦術にフィットすること」だと私は考えます。
例えば、プロの世界で素晴らしい技術をもっていながら、チームを移籍したら活躍することができなくなるという事例をたくさん見てきました。プロでなくても「あいつ技術あるのに試合ではうまくいってないよなぁ」とか「なんであの人フィジカル強いのに試合に出ていないのだろう」と感じたりしたことがある人は多いと思います。つまり、たとえ技術やフィジカルといった個人能力が長けていたとしても、チームにフィットできなければ活躍することができないということです。
私は、中学や高校3年間、大学1.2年の時はドリブルをすることしか考えていませんでした。ドリブルで相手を1枚2枚はがして前進する、これが自分の強みであり、強みを活かすことに集中していました。
ただ、新チームでは「ボールを大切にする」ことを目標としており、少ないタッチ数でプレーし、ボールを失わずゴールに向かうことが重要でした。つまり、ボールを持ちすぎる癖のある私は少しチームに合っていなかったかもしれません。ドリブルを仕掛ける位置、ドリブルの方向、ポジション取りなど様々な指示を受ける場面が多く、心の中で自分の好きなプレーをしたいと思うこともありました。
しかし、自分の好きなプレーだけをしていては、チームは強くならない。点を取るためにはどうすればいいのか、点を取られないためにはどうすればいいのか、試合に勝つためにはどうすればいいのか、これらを考えると自分に求められるプレーの意味を理解できるようになりました。
そうして自分に求められている役割を理解し、それをこなせるように尽力しました。するとチーム戦術の幅が広がり、試合中にできることが増えました。これは私自身だけでなく、他の選手も自分の役割を理解しチームに順応し始めることで、チームの完成度がグンと上がりました。新チーム発足当初はうまくいかない事だらけでしたが、試合を重ね、それぞれが順応し始めることで試合内容は格段に良くなっていきました。チームに順応することがいかに大切なことであるか、半年間新チームでプレーして身をもって感じました。
また9月からリーグ戦が再開します。チームとしては未完成でありますが、逆を言えば様々な新しい事に挑戦でき、さらなる成長が期待できるとも言えます。一戦一戦集中して戦い、修正・試行を繰り返し、リーグ戦が終了した時に最高のチームになっているように、そして結果としても2部リーグ昇格を達成できるように努めていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次は公立大サッカー部のデブドリ王、小橋です!お楽しみに!