こんにちは、大阪公立大サッカー部3回の齋藤大です。毎日研究漬けで曲を作る時間なんてありません。早く大阪に帰りたいです。私は現在部活を休部し、大学三年の夏休みを全振りしてNIMSという研究所のインターンに参加しています。そこで今回は、インターンでの経験を踏まえてサッカーに対する姿勢についてお話ししたいと思います。拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
NIMSは国の研究所というだけあって優秀な研究者が多いのですが、その中でも自分のインターンを受け入れてくれた指導研究者は異次元です。早稲田首席で卒業時にはゴールドマン・サックスからのオファー、独学プログラマーでケンブリッジに……。数えきれない肩書きを持つ天才研究者のもとで必死に研究しています。
研究しながらたくさんの成功した研究者と話をする中で、はっきりと感じたことがあります。それは、成功者には二種類いるということです。
まず一種類は、成功するべくして成功する人です。簡単にいうと、実力がある人です。私の指導研究者のように出来が違いすぎる人は、受験勉強をしなくても良い大学に行けますし、就活をしなくても企業に採用されます。当たり前ですが、成功するのに十分すぎる能力がある人は成功できます。
もう一種類は、成功を手繰り寄せる人です。簡単にいうと、実力はないが行動力がある人です。NIMSの研究者の中には、成功するべくして成功する人ほど能力は高くないが、同じように成功している人もたくさんいます。その人たちの共通点は行動力があるということです。一つのことに夢中になれるのもそうですが、目標を設定し、俯瞰して物事を見て自分のすべきことを逆算し、すぐに実行できる人たちは、どの分野においても実力以上のことを成し遂げられます。
これは研究の世界で感じたことですが、サッカーにおいても同じだと思います。うまいやつは試合に出ますし、強いチームは勝ちます。その一方で、行動力のあるやつは大学サッカーでも成長するし、行動力のあるやつが集まったチームには推進力があり、強いチームにも勝てます。
このように考えると、自分のプレーや立ち振る舞いは実力相応のものでしかなかったように思えます。他の部員と同じようにサッカーが好きで本気でやりたいからこそ、実力通りのプレーをする予想通りの選手ではつまらないし、統合したばかりで推進力のある公立大サッカー部のためにもなりません。インターン中は週休一日十二時間勤務の隙間時間でミニゲームとフィジカルトレーニングをしていますが、十月から復帰してさらに成長し、公立大サッカー部に推進力を与えられるように全力で「行動」したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次は公立大サッカー部のドリブル王、稲垣創太です!股抜きに生きがいを見出す彼はどんなことを話してくれるのでしょうか!お楽しみに!