はじめまして。大阪公立大学体育会サッカー部新2回生の竹峰隆成です。今回から新2回生が初めてのブログを書いていきます。よろしくお願いします。
『気持ち新たに』
緊急事態宣言が解除され、練習を再開して2日目の去年6月12日、私は大阪市立大学体育会サッカー部の練習に初めて参加し、悩んだ末に、正式にサッカー部に入部することを決めた。
実は私は他の同期とは違い、迷わずサッカー部に入ろうと決めて、大学に入学したわけではない。サッカー部に入部すること自体、高校を卒業した段階では微塵も考えていなかったし、なんならサッカーをやめて、他のスポーツをやってみるのもアリだなと思っていた。
理由としては、高校3年の夏にサッカー部を引退し、浪人したため、2年間のブランクがとても大きかったことや、高校時代には、100名近くいる部員の中で埋もれ、ベンチどころかAチームにすらも入ることができず、新人戦、インターハイ、選手権と全て観客席で応援しているような選手だったことが挙げられる。
「サッカーは高校までかな」
このように考えるのは、十分すぎるくらい立派な2つの理由であった。
では、なぜ体育会サッカー部に入部したのか。
それは「もう一度本気のサッカーをしたい」と感じたからである。
当然、高校時代の当時は、本気でサッカーをやっていたつもりだった。「お菓子や炭酸ジュース禁止」「ジュースは100%果汁のものでなければならない」「マクドナルドなどのジャンクフードは食べてはいけない」「カップ麺などの身体に悪いものは食べてはいけない」などの部活の規則は3年間きちんと守りきったし、朝練も朝補修がなければ極力行くようにしていた。また正規の練習の後も、ほぼ毎回チームメイトと30分から1時間ほどボールを蹴り続けた。毎日帰りは21時を過ぎるくらい頑張ったつもりだった。
でもよくよく振り返れば、果たして本当に高校サッカーを悔い無く、本気でやり切れたのかと疑問に思うことが多くあった。やはり試合に出れなかったことで何も得られなかったという気持ちが大きいかもしれない。さらに自分は身体がゴツいから体幹はやらなくていいと勝手に思い込み、高校2年の冬まで一切、筋トレ・体幹をやってこなかったこと、運動後30分以内にプロテインやおにぎりなどのエネルギーを摂取しなくてはならないのに、太りたくないからという理由でそれを避けていたこと、アジリティや走力、技術が足りていないと分かっていたのにも関わらず、しっかり向き合わず、自主練では対面パスやシュート練習など自分が楽しいと思う練習しかやらず、弱点に全く向き合ってこなかったこと等。例を挙げればキリがなく、引退してから後悔ばかりが出てきた。だからこそ、高校での反省を活かして、本気でサッカーをできる最後のチャンスである大学サッカーをしようと考えた。
しかし、半年以上経った現在、私は高校の反省を活かせているとは言い難い。自分の弱いところに全く向き合えていないし、自分の武器がなんなのかもはっきりしていない、常に悩みながらプレーしている状態である。自分の身体のケアも疎かにしがちで、毎日やると決めたことも、3ヶ月ほどでやめてしまった。このままだと公式戦出場ゼロだった高校サッカーの二の舞になってしまうという危機感が、このブログを書くにあたって、早くも芽生え始めている。
良い機会なので、このブログを通してもう1度気を引き締め直したい。大阪公立大学初代主将の十河君が掲げた「2部昇格、関西一、日本一」という大きな目標に対して、残り3年間で少しでも貢献するためにも、日々自分自身に向き合いながら、練習に取り組みたいと思う。
最後に新入生の皆さん、合格おめでとうございます。少しでもサッカーに興味がある人は是非体験に来てください。
次回は、遠藤祐輔です。サッカーに対して常に意識高く取り組んでおり、今後この代を引っ張ってくれるであろう彼が、このブログで何を語るのかを楽しみに、残りのランメニューも乗り切りたいと思います。