おじいちゃんが

施設に行ってから、

半年が経ちました。




そのあいだに

私たち夫婦には

次女が生まれ、


その子ももう4ヶ月。







そして今度は、



おばあちゃんが



ほぼ寝たきりに

なりました。







寝たきりといっても

介護は必要なくて、


家の中なら

まあまあ普通に歩けるし、


トイレもできるし、


お風呂に入るのが

ちょっと大変、


という感じ。



なので、

まだ施設には

お世話になってません。



次の介護審査で、

介護レベル3とかに

なるんじゃないかな。





そんな中、

ものすごくドライで

客観的になりすぎてる

自分がいます。




普通だったら、


今まで一緒に暮らしてきた

自分のルーツでもある

おばあちゃんが


認知症を発症したり

寝たきりになったり


そんな風に

なってしまったら

ショックですよね。



えっ…


おばあちゃん

大丈夫…?


どうしよう…


かわいそう…


治らないのかな…


戻らないのかな…


できるだけ健康で

長生きしてほしい…


私に何か

できることはあるかな…


できることを

してあげたい…




とかね。






でも…




今の私には


そういう感情が


あまりないのです。






むしろ、


おばあちゃんが

ほぼ寝たきりに

なってくれたことで、


よかったこと

ありがたいことが

たくさんある、



と、


すぐにそちらの方に

目を向けてしまうのです。







現在88歳になる

おばあちゃんの、


認知症っぽい行動が

始まってから、



およそ7年。



※これは、2020年4月に、

「2018年1月」

という賞味期限の冷凍食品が

冷凍庫から大量に

出てきたことから

計算しています。


※洗濯洗剤を入れる量が

明らかにおかしくなったのは、

それこそ今から

15年よりもっと前だし、


鍋やフライパンを

空焚きをするようになったのは

それこそ30年以上前ですが、

あまりに計算できなさすぎて

一旦カウントしません。





おばあちゃんは、


自分が認知症であることを

わかっていないため、


健常者とおなじような

行動をしようとします。



そして、

自分ではすべて

できていると思っています。



でも、

実際はできていない。



だから大変なのです。



認知症が家事をすると

本当に大変です。



すでに家にあるものや

とにかく同じものを

何度も買ってきます。


使用中の洗濯洗剤が

8箱あいていたり、


醤油のボトルが

6本あいていたり、


こんにゃくが

8袋買ってあったり、


冷凍のものを

冷蔵庫に入れてあったり、


揚げ物をした油を

湯煎したお湯と勘違いして


そのまま全部

シンクに流したり、


塩と砂糖を

間違えて買ってきて


砂糖が入っているケースに

上から塩をいれたり、


私が作って

寝かせておいた

餃子のタネを


混ぜごはんだと思って

炊飯器のごはんに

混ぜてあったり、


旦那くんのバスタオルが

足拭きマットにされていたり、



とにかく

私や私たちにとって


本当に困る行動ばかり

やってくれるのです。




おばあちゃんが

寝たきりに

なってくれたことで、


行動量が減り、


そういう行動が少し減り、


リカバリーの必要が減り、


それがとにかく

ありがたいのです。




「おばあちゃんこれ

 何したん?」


「触らないでって

 言ったよね?」


「もう本当に…

 何もしないでいてくれたら

 それでいいから!

 本当に!お願い!」



ついつい私も

そんな風に

言ってしまうのですが、


それに対して

おばあちゃんは


「こうした方が

 いいがんないかと

 思ってしたんやけど…」


「すんません…」


と、


そのときは

自分がそうしたことを

覚えているような

話をするのです。



なので私も


「これはこういう理由で

 こうしてあるから

 このままにしといてほしい」


などと説明します。



もちろん内容は、


「洗濯物は乾くまで

 干したままにしておいて」


「汚れたお皿を

 洗わないまま

 食器棚に片付けないで」



など、

決してとっぴなことでは

ありません。


改めて言葉で説明すると

逆に違和感があるくらい

当たり前のことです。




しかし、

その説明が終わる頃には


自分がそれをしたことを

忘れてしまうのか、


「私がそんなことするわけない」


「私のこと馬鹿にしとる」


「全部私のせいにする」


「あー怖い怖い!」


「あーおとろっしゃー」


「あんたと一緒に住めんわ」


「あんたとおると

 頭おかしなりそうや」



と、


私を否定するような、

ときには攻撃的な言葉を

ぶつけてきます。




もしかしたら、


急に忘れたり

わからなくなったのではなく、


私に説明されて、


そんな当たり前のことが

できなかった自分を


認めたくないのかも

しれませんね。




この話を聞いて、


「理解できないなら

 説明しなくてもいいやん」


と思われる方も

いらっしゃると

思いますが、


もし説明しなかったとすれば、


「これは触らないで」


と、


理由を伝えず

一方的に

押し付けるような言い方に

なってしまうので、


それよりは

ちゃんと説明する方が

優しいかな?


と思って

そうしています。





この私の感情の違和感は

私の中でまだ咀嚼中で、


何かわかることがあったら

また書きますね。







そして、



本当にやばいのは


ここからでした。





おばあちゃんが

ほぼ寝たきりに

なったことによって



びっくりするほど

気持ち悪いことが

浮上してきました。









↑美味しかった♡







続きます。