30歳のときのことです。
付き合って3ヶ月目の彼との間に
子どもができました。
それをきっかけに、
あれよあれよという間に
結婚することに
なったわけなんですけども。
ところがですね。
どうやら私は、
幸せになるために
この人と結婚したのでは
ないようなのです。
といいますのも。
彼と付き合うことになった
その記念すべき日まで、
話は戻るわけですが。
私は大失恋から立ち直り、
自分の人生を歩み始めた
ところでした。
「結婚」というものに
あまり執着をしない30歳。
つい最近自分の人生を
生き始めたところだから、
まだなんにも持っていない30歳。
そもそも
そんな私が
どのようにして
形成されてたかというと、
やはり前回の恋愛なんですね。
形にこだわろうとしたから
うまくいかなかった。
執着したから
幸せが逃げていった。
逃げていったから
本当の幸せに気付けた。
そんな経験に
見事に全身で体当たりした私は、
真正面から向き合って
身を削って闘って
自分の汚い部分も
恥ずかしい部分も
いやというほど全部見て
正当すぎる闘い方をして
どうにかこうにか
乗り越えたわけです。
そのおかげで、
自分をまとっていた
自分自身という重荷を振り解き、
感謝と愛をたっぷり充電して、
身軽になった私。
全部笑顔で
受け止められるようになった私。
そんな経験を
30歳になって
ついこないだ
したばっかりの私が、
今さら結婚にこだわるはず
ないでしょう。
ということで、
たいして可愛くもない
お酒も弱い三十路が、
串カツ屋の
カウンターで、
ウーロン茶飲みながら
余裕ぶちかまして、
26歳の男の子の
真剣な告白を、
ニヤけながら
聞いていたわけです。
世の中
おもろいことゆー人おるな。
まだまだ捨てたもんじゃない。
なんて思っていたわけです。
ふと気付いた私は、
彼に問いかけました。
「それ本気でゆっとるん?」
彼からしたら、
ふざけんなーーーーって話よね。
真剣に告白してくれてたのに。
今まで何やと思って聞いてたん?
ってなるよね。
つまりは
本気だなんて
まったく思っていなかった私。
その場で返事をするには
突然すぎて
心の準備もなさすぎる。
なのに、
私は返事をしたのです。
「いいよ、付き合おっか」
彼もびっくりしすぎて
1回ひとりで店を出て
なぜか部長に電話してから
戻ってきた。
かわいいやつだ。
...ん?
男の子に対して
「かわいい」なんて
思ってる自分が
すでにそこにいた。
おっと。
まだ突然すぎて
実感はなかったけど、
このとき私は
4つ歳下の彼氏ができた。
でね。
このブログで
一番書きたかったのは、
そのとき私がなぜ
彼と付き合ってもいいと思ったか。
「付き合ってもいい」
って上から目線だけど...
そのときは、
恋愛感情じゃなかった。
というか恋愛感情を持つような
物理的な時間もなかった。
私が思ったのはこれ。
この人と一緒にいることで
私が何か少しでも
成長できたらいいな。
うまくいったとしても
うまくいかなかったとしても
今の私は自分の感情を
自分でコントロールできる。
自分の気持ちや衝動を
自分で回収できる。
今の私ならそれができる。
「この人と一緒なら成長できそう」
とかではない。
成長するかしないかは
自分次第だから。
自分の人生の手綱は
自分で引く。
誰といたって
成長する人はする、
成長しない人はしない。
だったら、
こんなに私に
真剣に向き合ってくれる人と
一緒にいよう。
きっと
真剣であればあるほど
意味があるから。
成長するときに
痛みは伴うけど、
見返りは大きいはず。
だって
前回の私がそうだったから。
どんな結果になったとしても、
今の私は
それを全部受け止められる。
嬉しいことも
つらいことも
全部まるごと抱きしめて
成長に繋げられる。
人に頼らずに、
自分で責任をとれる。
そして、
彼に対しても。
私と付き合ったことを
後悔させない。
どんな結末があっても、
この人と一緒にいてよかった
と思ってもらえる。
そのことに対しても、
私は全力を注ぐし、
責任をとる。
よし、
付き合おう。
こんな感じでした。
真面目よね。
そして、
重たいのか軽いのか
わからない😂
いろいろ深く考えて重そうで、
でも依存はしないから軽そうで。
そんなような考えで
彼と付き合うことを決めた。
つまり私は、
彼といて幸せになるんじゃなく、
自分を成長させるために
付き合おうと思った。
おこがましいけど、
彼を成長させたいとも思った。
幸せじゃなくて、
自己成長のために、
一緒にいることを決めた。
そんなピュアな想いから
始まった私の恋愛は、
確かにその通りになっている。
妊娠して、
出産して、
育児して、
仕事辞めて、
自分でやり始めて、
介護して、
自己成長させられる局面に
ひたすら立たされる毎日。
でもね、
そんな日々に
幸せが隠れてるんだと思う。
ただ漠然と
幸せになりたいって
思ってても、
幸せはやってこない。
自己成長を繰り返して、
向き合って闘って
いろんな気持ちになって、
そんな経験を
積みまくってるときに、
幸せは必ず
寄り添っていてくれる。
つらいことたくさんある。
自分を責めることたくさんある。
なんであのとき
あんなことゆっちゃったんだろうとか、
もっとこうすればよかったとか、
言い出したらキリがない。
でも、
それでいい。
そうやって成長すればいい。
いやでも本当に、
旦那に幸せになってほしいなあ。
だってこの私と結婚したんやぞ?
幸せにならんとおかしいやろ!
あ、すいません、
調子に乗りました。
話戻します。
旦那が幸せになるために
私ができること。
それは、
私が笑顔で幸せでいること♡
それが一番やよね。
ついつい忘れちゃうけどね。
覚えてるのに
できないときもあるけどね。
よし。
もいっちょ、
頑張ってみようかな♡