私のおじいちゃん。


つまり私の娘からすると

ひいおじいちゃんになるのですが、



昨日、そのおじいちゃんに

この家を出て行けと言われました。




朝、ぐずる子どもを抱っこして

朝ごはんを作りにキッチンに行ったところ、


おじいちゃんが割れたお皿を持って

ウロウロしていました。


「どっか置いとくとこぁねーか」


破片が落ちているかもしれないし、

どこにでも置いとかれたら困るし、

いろいろと危ないので、


とりあえずどこでどう割れたのか、

紙に書いて聞きました。


※おじいちゃんは

耳がほぼ聞こえないので

筆談です。



しかし、

どんなに聞こうとしても、


「落ったんや」

「どっかそこらへんに落っとった」


としか話さない。


あんまり近付いたり

話そうとしたりされても、


ものすごい口臭がするので

こっちも途中で諦めてしまい、


有力な情報は得られないまま。



どこかに破片が落ちてると思うと、

踏んでしまうかもしれないので

下手に動けないし。



かといって私は、

子どもを抱っこしているので

余計に下手に動けない。



とりあえずおじいちゃんが、

持っている割れたお皿を

テーブルに置いた一瞬の隙を狙って、


危険物を捨てているゴミ箱に

一旦入れました。

※のちに新聞で包みます。




するとそのとき、


おじいちゃんが急に

怒り出したのです。



「おいや?どこ行ったんや?!」

「今ここにあったがに」

「不思議な〜」

「どこ行ってん」

「どーなっとれん」

「ああ?!」



このとき私は、

おじいちゃんに

それを説明するほどの

優しい気持ちを

失ってしまいました。



ああ、めっちゃ怒鳴り始めた。

うるさい、めんどくさい。


私は今そんなことより

この子の朝ごはんの用意をしたい。


いるものだけ持って

早くキッチンを出よう。

子どもの朝ごはんは

リビングで食べさせよう。


今はとりあえず

自分のスリッパの裏だけ

何もなければいいや。



そう思って、

子どものごはんの準備をしに

キッチンの奥の方に行った。




そしたら、

おじいちゃんが近付いてきた。



キッチンの動線はそんなに広くない。

私は子どもを抱っこしてるし、

なおさら幅をとる。



なんでこっち来るんよ。



割れたお皿を

私がどこかに隠したと思って

探しにきたのか。


割れたお皿を持ってたから

手を洗いにきたのか。

※その感覚もおかしいけど

そんな人だから。



なんかそんなような

ことやと思うけど、



とにかく今、

おじいちゃんに

こっちに来て欲しくない。



大前提として、


毎日うんちとおしっこで

パンツを汚してそれを人に洗わせて

トイレ行っても手を洗わない人が、

キッチンに入ってくることも嫌だし、


今は特に、

子どもの朝ごはんを

用意してるから

本当にやだ。




そのとき私は、

左手で子どもを抱っこ、

右手で子どもの朝ごはんの用意

という状態だったので、


筆談したくともできない。

大声を出すのも

しんどいからいや。



なので、



もういいよ

関係ないよ

向こう行って座ってて



という気持ちを込めて

首を横に振った。


そして、

おじいちゃんの席を指差した。





そしたらおじいちゃんは、

血相を変えて怒ってきた。



「わ、なにゆーとれん!」

※わ=お前


「なにしよっとしとれん!」


「うらにあっち行けてか?!」

※うら=俺


「わにそんなことゆう権利ねーげぞ!」

※わ=お前


「あ〜〜〜

わなんも聞かんしきに

もう相手にせんわいや!」


「もう相手にせん!」


「わやそんなことばっかしとっと

この家出て行ってもっろ」


「ありゃ〜どこいってん」

※まだ割れたお皿探してる


「わやそんなことしとらんと、

いずれ出て行く用意せえや」


「わのそれやったら、、な、、、」

※言葉に詰まる


「おばあちゃんにそうゆーてくる」


※このおばあちゃんは

めまいで寝込んでいました。



そう言って、

おじいちゃんは、

おじいちゃんとおばあちゃんの

寝室に行きました。



※おじいちゃんの言葉が

こんなに具体的で鮮明なのは、

とっさに動画を撮ったからです。笑






きっとね、



おじいちゃんは、



お皿を割ってしまったことを、

私みたいな人間以下の人間に

指摘されたと思って、

悔しかったのでしょう。



決して自分が割ったとは

私に言わなかったからね。



※私の父親には

自分が割ったと言っていたらしい。

父親は男だからいいのかね。





それにしてもね。



私が食糧品を買ってきて、


子どもを抱っこしながら

なんとか片手で料理したり、


おしっこやうんちのついた

パンツ、モモヒキ、ズボンを洗ったり、


おじいちゃんの食べこぼした

床を掃除したりしてるのに、


なんでこんなこと

言われなきゃならんのかね笑



※おじいちゃんの食事の用意は、

おばあちゃんが元気なときは

おばあちゃんがしてくれるけど、

そうじゃないときは私がしてます。


※子どもが保育園に行っているときや

保育園が休みの日はお昼寝している間に

野菜を切ったり下ごしらえをするなど

工夫してなんとかやっています。






とまあ、


朝そんなことがあって。




それから私は

洗濯機をまわして

リビングに洗濯物を干し、

そのまま子どもと遊んでました。


※この日は祝日で保育園はお休み。

旦那くんはお仕事。






そして、

お昼にキッチンに行ってみたら、



おじいちゃんがいた。



そして、

私に笑顔をみせた。




「あははは!」


「ゆみかな昼飯

用意してくれんがかと思った!」


「こんで昼飯食べれる!」







え?



どういう神経?





別に作りたくないよ。


でももし作らなかったら

あなたキッチンあさるでしょ。


その方が嫌なの。






てゆーかほんと、



どういう神経?








おじいちゃんは少しだけ

アルツハイマー型認知症があります。


※現在、介護申請中です。

なかなか時間がかかりますね。




だけど、

これは認知症の問題では

ないと思う。




おじいちゃんの

性格の問題だと思う。





女は自分の言いなりに

なるのが当たり前。


家族は自分の言いなりに

なるのが当たり前。



ずっと前から

そんな人なのです。




家族宛にきた封書は、


たとえ「親展」と書いてあったとしても

開ける権利は自分にあると言って聞かず、


おじいちゃんに開けさせなかったら

怒鳴り合いの喧嘩になることもありました。



私としては、

旦那宛にきた封書は、

怒鳴り合いをしてでも

おじいちゃんには

開けさせたくなかったので、

断固として守ったのだけど。


それでもどうしても

留守中に届いたものは

開けられたこともあって、



しかもそのときなんてすごかった。



おじいちゃんは、

勝手に開けたことを抹消するため、

封筒と書類を

ビリビリに破いて捨てた。



翌日、ゴミ箱の中から見つかった。




もちろん、

おじいちゃんは怒って怒鳴ってた。




だって、

誰にも気付かれずに

抹消したと思ってたものが


出てきてしまったからね。






すごいよね。




どういう神経?







とにかく、

それらは昔からのことです。



そんな性格の人なのです。



なにも認知症で始まったことじゃない。






ちょっと長くなってしまったので、

続きはまた改めて書きます。