久しぶりの食事は、
普通にとても楽しかった。
というか、
すごく優しかった。
仮に私が
まだ心のどこかで
彼を引きずっているような
状態だったとしても、
傷付くようなことがないくらい。
モノの豊かさと
心の豊かさ、
両方があった。
もちろんその食事中、
核心には触れなかったし、
あの酷い別れは、
なかったことになってた。
というかそもそも
掘り起こす必要がなくて。
なぜなら
ヨリを戻そうと
思ってないから。
わざわざ掘り起こして
そこからやり直そうとする
意味はないし、
わざわざつらい思いを
しに行く必要もない。
だからこそ
純粋に楽しめたと思う。
私はそのとき
すでに
新しい彼氏がいました。
そして、
その彼と付き合って3ヶ月目に
彼の子を妊娠していました。
母子手帳ももらって、
入籍もしていました。
その食事に行ったときは
妊娠3ヶ月くらいだったかな。
人からの見た目はまだ
何もわからないくらいで、
自分的には
めっちゃむくんでるし
肌の調子が激悪くて
どうにもならん
って感じで。
とりあえず
生ハムは辞めて、
肉はよく焼きで。
結局、
その食事をきっかけに、
前の彼とはまた
仲良しに戻りました。
付き合うとかじゃなくて、
おともだちとして。
一切連絡をとらない
とかじゃなくて、
気を遣わないでいられる
おともだち。
そして私の中で、
ひとつのことに
ピントが合いました。
この人
ソウルメイトかもしれない。