夕方近く、
子供達がそろそろ帰ってくる時間。
玄関の鍵を開けて待っていると、
インターホンが鳴りました。
モニターを覗くと、ん？？
見慣れない女の子が映っています。
すぐにドアを開けると、1人ではなく
そこには大きいのから小さいのまで
6人の女子。そしてその1番後ろに
手を繋がれて泣いているぽーちゃん！
えーーー！！どしたん
まずは泣いてるぽーちゃんを受け取って
事情を聞きました。
1番大きい女の子が、
「やめて！って大きい声が聞こえて
見に行ったら、ぽーちゃんが
傘持った男の子に追いかけられてたから
走って止めに行った。
やめてって言ってもやめないから、みんなで
追い払って一緒に帰ってきました！」と。
もう1人の女の子が、
「2年生の男の子だけど転校してきたばかりで
名前はわからない。
嫌がってるんやからやめーや！！
っていったら、傘で攻撃してきました」
今度はちっちゃい女の子が
「ぽーちゃんが狙われないように
みんなでかこんで、私は傘で戦った！」
なるほどなるほど、
状況わかりました！！！
みんなでぽーちゃんを
ヤバ男から守ってくれたんやな！
みんなは怪我してない！？
私も明日から気をつけてみとくから、
また現れたら戦う前に
防犯ブザー鳴らしてな！
おばちゃん、ダッシュで行くから！
ほんっまに、ありがとうね！！
「私、明日担任の先生に話しておきます！」
「私はその男の子の担任に言います！」
「私はぽーちゃんの先生に言う！」
「私は明日からぽーちゃんと一緒に帰る！」
みんなそれぞれの考えを持ってます。
困ってる子を助けて、
そのあとどうするかまで考えて。
しっかりしたお姉さんに助けられて
ぽーちゃんほっとしたと思います。
そこにずーさん帰宅！！
またひと通り女子たちから説明を受けて
「ぽーを泣かしたんはどこの誰や！！」と。
「マジでキモいし！」
「んなことで距離縮められると思ってんの！？」
「傘で叩くとかさ、どんだけ幼稚！？」
もう、女子たちの怒りはMAXです
ひと通り爆発してスッキリしたとこで解散。
ずーさんに、
学校に言っといた方が良いかなぁと問うと
「いや、いい。
私が明日、ぽーちゃんの先生、自分の先生、
（追いかけてきた）2年の担任、それと
校長先生に言いに行く！
それは私から話したい！」
「明日からぽーちゃんと待ち合わせして
一緒に帰ってくる！それと、
帰る方向一緒の友達全員に声かけとく！」
ずーさんも、できる限りのこと考えてます。
「んんん〜。わかった！
ずーさんに任せるわ！頼んだで！」
算数苦手でも、
YouTube見てゴロゴロしてても
そういうところは頼りになる人です。
今日ぽーちゃんを守ってくれた女子たち、
そしてずーさんの友達。男女とも
見てるだけじゃなくて、
行動で助けてくれる子ばかり。
今までもそうして助けたり助けられたりして
ここまできたので、信用してます。
今日は一旦、学校への連絡は保留。
最強の女子軍団を敵に回したな…
むしろその2年男子が心配なくらい…
実はその男の子のこと、私知ってました。
みんなから話を聞いてピンときました。
公園で夕方まで1人遊んでいた男の子だ…
その時ぽーちゃんと一度、
短時間遊んだ事があるのですが、
うん…何となく納得…
転校してきたばかりで
顔を知ってるぽーちゃんと
仲良くなりたかったのでしょう。
男の子の気持ちをくんでみたけれど、
女子軍団の言う通り、
そのやり方では距離は縮まらへんなぁ。。
もう一度公園で出会えたら
私が見守りながら距離を縮めることも
手助けできるかもしれませんが、
ぽーさんが泣くまでしつこくしたこと、
ずーさんが許さないでしょう。。。
ぽーちゃんも、嫌になっちゃったと思う。。
雪解けすることがあれば、
その時は私の出番かな。
とりあえず、ずーさんと最強女子軍団が
動いてくれてますが、
明日から私も下校ルートにこっそり待機して
見守ります。
ぽーちゃんはもちろんですが、
守ろうとしてくれた子達に怪我があっては
大変です。
あさって、個人懇談があるので
学校にはその時に話すつもりです
今日は〜
夏野菜の宝箱！
たくさん頂きました
ずーさんも、シシトウとツナの炊いたん、
一品作ってくれて
- 鮭のアラ焼いたん
- ポテサラ
- ナスと青紫蘇、生姜のサッと漬け
- トウガラシとツナの炊いたん
- まくわ
- 炊き立てご飯
今日もみんなでいただきます！
ぽーちゃん
最近ふんだりけったりやけど、
足の怪我の方は随分おちつきました。
足の甲まで青じんできてるけど、
元気にしてます。
怖いこともあったけど、
お姉ちゃんと最強女子軍団がついてる！
お母ちゃんも見てるから大丈夫やで！