昨夜、
お月様を見に行こうと玄関を出ると、
ご近所の三姉妹の1人が空を見上げていた。

雲が厚くてお月さん見えへんねぇ

声をかけると、

今お姉ちゃんから連絡来て、
あそこの歩道橋上がれば見えるって!

そんな話をしていると、
お向かいのおばあちゃんも
顔を見せてくれたので、

みんなで一緒に歩道橋まで
十五夜お月さんを探しに行った。

ビルに囲まれた四角い空も
歩道橋を上がると一気に広がり
さっきまで厚かった雲も綺麗にはれて
そこには
まんまるのお月さん!!

保育園児も小学生も!
20代のお姉さんも!
40代の夫婦も!
70歳のおばあちゃんも!

みんな一斉に

うわぁ〜!きれい〜!!

家族やご近所さんに恵まれて
みんなで美しいものを美しいと
大きな声で言える喜び。

Cornさん、十五夜のこと思い出させてくれて
ありがとうございました!





昔むかし、おばあちゃんが
お天道様に背を向けるようなことを
したらあかんって言うけどな、
ほんまに全部見てはるのはお月さんや。
お月さんは、青い空からでも見てはる。
夜になると、暗いとこまで全部照らして見てはる。お月さんは何でもお見通しや。
そんなことを言ってた。
おばあちゃんも今ごろ空から見てるかな。