吉見は18勝3敗で防御率1・65。浅尾は79試合で87回1/3を投げ、わずか5失点。どちらも甲乙つけ難い見事な働きだ。
両投手の貢献度を測る上で、まず基本となる総合指標が「RSAA」。同じリーグの平均的な投手が同じイニング数を投げた場合と比べて、その投手がどれだけ失点を抑えられたかを示すものだ。
吉見は33・43点で堂々リーグ1位、そして浅尾は27・72で同2位につけている(別表左)。
RSAAは長い回を投げる先発のほうが有利な指標。並み居る先発の好投手を差し置き、中継ぎの浅尾が2位に入ること自体が偉業だが、役割の違う吉見とこの数字だけで優劣はつけられない。
たとえば試合終盤に走者を引き継いでピンチを乗り切った働きなどは、「量」より「質」で測られるべき。セイバーメトリクスでは、こうした貢献度を数値化する研究も進んでいる。
同分野の日本での草分けで、野球解析家の道作氏が提唱するのは「ラン・ディファレンシャル」という評価法だ。これは過去 の得点結果の統計をもとに、登板時のケース別に失点が勝敗に与える影響の違いを加味するもの。たとえば試合開始時点を「1」とすると、1点リードの8回表 1死三塁は「2・6倍」、同点の9回頭は「3・44倍」の重みがある。
道作氏は「加重後のRSAAは吉見が33点余。浅尾は50点を超える」と浅尾に軍配を上げた。
一般的にリリーフ陣の序列は、最終回に投げる抑えが最上位で、浅尾のようにその前を投げるセットアッパーは次位。だが中日・落合博満監督(57)は今季、長く抑えを務めてきた岩瀬仁紀投手(36)にやや衰えが見えても、浅尾-岩瀬という継投の順序にこだわった。
道作氏は、この用兵も統計学的に理にかなったものだと指摘する。「セイバーメトリクスの提唱者、ビル・ジェームズは『優秀なリリーバーは9回でなく7、8回に投入するべき』と結論づけている」というのだ。
投手が分業化されて以降、貢献度で今季の浅尾を上回ったのは06年の阪神・藤川のみ。広島・江夏、横浜・佐々木らMVP に輝いた守護神たちでも及ばない(別表右)。球史に残る活躍を見せた浅尾が、実際の選考でも中継ぎ史上初のMVPに輝けば、セットアッパーの重要度が改め て見直されるはずだ。(笹森倫)
記者投票によって選出される。投票資格があるのは5年以上プロ野球を担当している全国の新聞、通信、放送各社の記者。選 手を3人記入する方式で1位に5点、2位に3点、3位に1点が振り分けられ、合計点が最も多い選手が受賞。発表は12月1日の「プロ野球コンベンション」 で行われる。
今年の中日は、この2人に支えられたといっても過言ではないです。
ってか浅尾の防御率、0.42って・・・(笑)
まじで凄いですね\(^o^)/
ぜひ、こんな投手が阪神にもいてくれればいいのになぁ・・・。
アッチソン退団してからリリーフの不安定さは12球団中でもワースト1,2を争うでしょう(笑)
とりあえず、中日すごい。
中日というか、落合監督が凄い