胡蝶の夢と濱口梧陵 | 戦国で世をおもしろく★おんり~わん日記

戦国で世をおもしろく★おんり~わん日記

紀州戦国屋オーナー。
真田愛がこうじて紀州九度山真田砦を築城中!
戦国時代、幕末の歴史が大好きです❤️

コロナ禍に入ってまもない時、司馬遼太郎さんの「胡蝶の夢」を読みました。

濱口梧陵さんも登場します。

地元和歌山では、稲村の火で有名な梧陵さんですが、案外と知られていないのが、さまざまな社会事業を手がけた中でも、特に医学への支援を厚く行っていることです。

梧陵の支援と影響を受けた一人が、医師・関寛斎で、当時江戸では天然痘やコレラなどの感染症が流行していたことから、寛斎は1856年、銚子で医院を開業し、梧陵との知遇を得ます。

稲むらの火から2年後で、防疫に意を傾けていた梧陵は、寛斎を江戸の西洋種痘所に赴かせ、種痘所の蘭方医である伊東玄朴、三宅艮斎(ごんさい)らのもとでコレラの予防法を学ばせ、銚子でのコレラ防疫に業績をあげました。

作家・司馬遼太郎は「胡蝶の夢」のなかで、「もし寄付者の名前を冠するアメリカの場合なら、(お玉ヶ池種痘所)は濱口梧陵種痘所というふうに称せられたにちがいない」と濱口梧陵の篤志に賛辞を贈っています。

今日、和歌山県知事のメッセージを読んでめちゃくちゃ感動したのが、

コロナワクチンも和歌山。

濱口梧陵さんのヤマサ醤油の会社が現在も役に立っているとは✨

ファイザー製とモデルナ製のワクチンはメッセンジャーRNA(mRNA)型のもの。驚いたことに、この主要な材料のシュードウリジンはヤマサ醤油が供給しているそう。

歴史を知ると人生豊かになります💖