2009.03.13放送「クレヨンしんちゃん」感想

あいちゃんがダイエットだゾ

■あらすじ■
ふたば幼稚園のシーンからはじまります。
ネネちゃんは、いつものウサギのぬいぐるみの額に、蛇口から垂れる水を落としてみていました。
そのとき、「お嬢様~」と呼ぶ声が聞こえ、ネネちゃんはふと顔を上げます。

声の主は黒磯で、黒磯は酢乙女あい(以降、あいちゃん)を呼んだようです。
何故か、ネネちゃんは気に入らないみたい・・・

さて、黒磯はあいちゃんに、なんでお弁当を食べなかったのかと聞きます。
本人曰く、最近太ってきているようで、ダイエットをしたいとのことです。

あいちゃんをライバル視しているネネちゃんは、「酢乙女あいの人気を落とすチャンス」だとばかりに、行動を開始します。
まず、あいちゃんを太らせるために、マサオくんからあいちゃんの嗜好を聞きます(甘いものなら何でも食べる)。
ここにしんのすけが割り込んできて、「尻黒のネネちゃんがそんなことをするなんて怪しい」といい、それをマサオくんが「腹黒でしょ」と訂正して、それをネネちゃんに聞かれてしまい、マサオくんは涙目。


ともかく、作戦開始です。
まずは、ネネちゃんの家でお茶に誘う作戦。
ネネちゃんは、しんのすけをエサにあいちゃんを捕まえようと試み(しんのすけにはチョコビをあげる、という約束で来てもらった)、そんな様子をマサオくんが離れてじっと見ています。


あいちゃんのほうは、黒磯からGPS付き歩数計をもらって、早速出発です。
ルートの途中には、ネネちゃんの家の前も通ります、、、

さて、いよいよあいちゃんがネネちゃんの家の近くまでやってきました。
ネネちゃんは、しんのすけを送り出します。
あい「あら、しん様」
しん「よっ、あいちゃん。久しぶり」
あい「久しぶり?さっき幼稚園で(中略)。ここで何をしていらっしゃるの?」
しん「おとり
(横から殴られウサギが飛んできてしんのすけに直撃。ネネちゃんがそそくさと現れる)
ネネ「あら、あいちゃん。偶然ね」
あい「偶然・・・?(汗)」
とまあこんな具合から始まり、ネネちゃんは甘い言葉でお茶に誘おうとしますが、あいちゃんは「しん様のため」と言いながら、お茶を断ってそのまま行ってしまいます。

ネネちゃんは、次の作戦を考えるためにしんのすけを家に引っ張り込みます。
そして、次の作戦を立てるというネネちゃんを執念深いとビックリするマサオくん。
マサオくんは、茂みに隠れて始終見ていたのです。


さて、ネネちゃんとしんのすけはあいちゃんを追いかけて走ります(ネネちゃんは、袋いっぱいのお菓子を全部しんのすけに持たせている)。
が、ここで遂にマサオくんが阻止にかかります。
ネネちゃんはしんのすけに「この邪魔なおにぎりをなんとかして!」といいますが、しんのすけは「親友のマサオくんにそんなこと出来ない」と言います。
しかし、ネネちゃんがチョコビを差し出すと、あっさりマサオくんを押さえにかかってしまうのでした。
マサオくん曰く、「ボクらの友情はチョコビに負けたんだね・・・」。

あいちゃんは、「セレブのお水」を飲んで体力回復。
目の前に山が見えたので、そちらを進むことにします。

ネネちゃんは、目の前に山が見え、「オンナのカン」で山に向かって走ります。

さて、山に入ったあいちゃんですが、お昼を食べていないから元気も出ません。
ついには、倒れてしまいます。
あいちゃんが倒れて、黒磯は大慌て。
助けを呼ぼうにも、この山は圏外で、辺りには誰もいない・・・

――と思ったら!
向こうから、ネネちゃんがお菓子を持ってやってきます。
そして、「これ食べなさい!」と言いながら、お菓子をあいちゃんの前にぶちまけます。
このときのあいちゃんと黒磯には、ネネちゃんが天使にしか見えませんでした。
あいちゃんはお菓子を食べて体力回復、ネネちゃんは「作戦成功!」と思ったら、あいちゃんに「命の恩人ですわ」と言われてビックリ。


翌日。
幼稚園では、ネネちゃんがあいちゃんを助けたと大騒ぎ。
未だにしんのすけに掴まれているマサオくんは、「みんな間違ってるよ・・・」と泣きながら訴えるのでした。

■感想■
たまに、このような「思いっきりギャグ路線」のお話があると笑えますね。
私は、しんのすけの「おとり」発言にかなりウケてしまいました。
タイトルの下にある写真は、今回のあいちゃんのジャージ姿です。
一緒に、「セレブのお水」も持たせています。
作画監督は樋口善法氏でした。



オラ、旅立つゾ

■あらすじ■
ある夜、しんのすけはふと目を覚まします。
おなかが痛いようで、トイレへと向かいます。
すると、居間で二人深刻な顔をするみさえとひろしを見かけます。

二人の話を聞くと、
「じゃあ、ホントにあいつは死ぬのか?」
「本当よ!だって病院の先生があと3日の命って言ったじゃない!」
「あの子はまだ5歳なんだぞ!」
このやっりとりを聞いて、しんのすけはビックリします。
自分は、あと3日で死ぬのだと・・・

その夜しんのすけは、なな子おねえさんの天使の夢を見て、「みんなに恩返しをしなさい」と言われます。
そして、しんのすけはいい子になる決意を固めたのでした。

翌日。
しんのすけは寝坊せずに起き、パジャマをキレイに畳みます。
さらに、うがいもごまかさずにする上、朝ごはんは行儀良く食べ、30回噛み、ちゃんと後片付けもします。
「普通の行動」をするしんのすけを見て、みさえ、ひろし、ひまわりは怯え、みさえとひまわりに至っては泣き出してしまいます。

さて、幼稚園に行ってもこの様子は変わらず、他の組でも話題持ち切りです。
「しんのすけがまだお尻を出していないって本当か?」
「俺は教室の掃除をしているって聞いたぜ」

かすかべ防衛隊のみんなも、しんのすけが掃除していることにビックリしています。
みんなは、どう話しかけていいのか分かりません。

しんのすけはみんなのほうを向いて、「みんなには世話になったね」と、意味深な発言をします。
そして、ボーちゃん、マサオくん、ネネちゃん、風間くんにプレゼントをあげると(みんなきちんとしているのに、風間くんだけシリマルダシの尻)、そのまま教室を出て行ってしまいました。

しんのすけは帰る途中、なな子おねえさんのアパートの前を通ります。
死ぬ前に告白しようとドキドキしていると、横からなな子さんが。
ケーキとお茶を勧められ、告白したいことも忘れて夕方まで一緒にお茶をします。

帰るとき、何か忘れたような気もしていたのですが、結局気にせず帰ることに。


そして、あの日から一週間後。
しんのすけは一向に死にません。
また夜にひろしとみさえの様子を見ていると、何やらテレビを見るようです。
番組は深夜ドラマ「クロコダイル ラストフレンズ」。
どうやら、一週間前に言っていた「5歳なのに」とか「医者が死ぬと言っていた」というのは、みんなこのドラマに出ているクロコダイル、ミチルのことだったらしいです。

しんのすけはこのことが分かりホッとします。
実は、一週間前の腹痛も、晩に色々食べ過ぎたのが原因だったと思い出します。


かくして、しんのすけは元通り。
みんなにあげたプレゼントも返してもらうのでした。
(風間くんはむしろ嬉しそう)

■感想■
ちょっといつもと違う展開にビックリ。
しんのすけも、根はいい人なんです。そういうのが良く分かるお話でした。
作画監督は、樋口善法氏でした。




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