08.09.12放送「ドラえもん」
「アドベン茶」
■あらすじ■
ある日、のび太がパパに色々言われています。のび太はマンガを読んでばっかりで、ちっとも動こうとしません。
パパは、「ボクが子供の頃は冒険にあこがれていた」と言います。
そこで、ドラえもんが「アドベン茶」を出します。これを飲むと、日常がとてつもないアドベンチャーの世界になるのです。
ためしにのび太が飲んでみると、犬に追いかけられたり、はしごに登って木から下りられなくなったり、かなりの効果です。
パパにも勧めますが、パパは「おいしいお茶だ」と、何杯も飲んでしまいます。
なんとこのアドベン茶、たくさん飲めば飲むほどトンデモない冒険になり、パパはこれからひどい目に遭わされます。
・ママに屋根の雨漏りを修理しろといわれ、高所恐怖症なのに屋根に上らされる
・そこにラジコン飛行機が飛んできて、バランスを崩したパパは屋根から木に落ち、その反動で飛ばされる
・ドラえもん「ついに大冒険が始まった」
・スネ夫の家のトランポリンに着地、さらに跳ねてしまい、道路を走っていた、荷台にトラを積んでいたトラックの荷台に落ちてしまう。
・トラはパパを捕まえようとするが、丁度肉屋を通りかかり、トラがそちらに気を引かれている間に荷台から脱出
・家に帰ろうと歩道橋を渡るが、今度は後ろから巨大なボウリングの球が転がってきて、パパは必死に逃げる
・ヘトヘトになったパパは座るのに丁度いい場所を見つけ座ります。すると、そこへ先生がやってきて、のび太の成績についての話になります。
ところが、なんとパパが座っていたのは工事中のビルの鉄骨の上で、その鉄骨がクレーンで引き上げられ、パパも一緒に上ってしまう。
・上空は風が強く、パパはまた飛ばされてしまうが今度は何とかワイヤーにしがみつくことが出来た。
・その時、とあるマンションで火事が起きていて、小さい子供が逃げ遅れています。そこへパパが空から捕まえ、下にいたお母さんへパスします。
・ところが、その後はワイヤーが切れてしまい、今度は本物のヘリコプターにしがみつく。
のび太とドラえもんが部屋でのんびりしていると、突然屋根で「ドシン!」というすごい音が聞こえました。
何かと思って外を見ると、なんとパパがヘトヘトになってそこにいたのです。
そしてパパはのび太とドラえもんに「外は危ない、出ちゃイカン!」といい、押入れに閉じこもってしまうのでした。
■感想■
このお話は、感動系が一切無い、完全にギャグに踏み込んだ作品となっていました。
途中ののび助パパと先生の会話が面白かったです。現実にはありえないシチュエーションなのに、普通に話していたのですから。
「ベロ相うらないで大当たり!」
■あらすじ■
のび太が空き地に行くと、スネ夫が女子たちにワイワイ騒がれているのが目に付きました。
どうやら、スネ夫が手相占いを始めて、女子たちの人気を集めてしまったようです。
のび太はそれが気に入らず、神成さんの家の塀の陰からそっとその様子を見ます。
ところが、その様子といったら自分の好感度を上げて、さらに自分に不利益にならないようなことばかり言っていて、全く信用できません。
(しずかちゃんには、将来性の望みがあることを言い、ジャイアンの「歌手になれるか」という質問には「歌わなければ歌手になってもいいんじゃないの」と言っています)
のび太がその様子をバカバカしいとくどくど言っていると、そのそばにいたおじさんが突然「私も同感だ!」と言って来ます。
何でも、「人の人生がそんなに簡単に分かったら苦労することなんて無い」とのこと。
のび太は、「そんなにみんなは占って欲しいのかな」と不思議がりながら家に帰ります。
ところが、家に帰ってからひらめきます。
タイムマシンに乗って少し先の未来を見てくれば、完璧に当たる占いが出来る・・・!
早速のび太はそれを実行、みんなには「ベロ相占い」と言って、しずかちゃん、スネ夫、ジャイアンのベロ相を見ます。
すると、しずかちゃんが水難、スネ夫が火難、ジャイアンには女難という相があると言います。
のび太の言うことが信じられないスネ夫は、さっき手相占いをしたときに持っていた虫眼鏡で、自分のベロ相を見ようとします。
しかし、空き地は太陽がモロに当たります。虫眼鏡のせいで光がスネ夫のベロに集まってしまい、スネ夫はベロを火傷してしまいます。
そこに丁度ジャイ子が水の入った金魚鉢を持って現れたので、ジャイアンがそれをひったくって水をぶっ掛けます。
しかし、狙いがはずれ水はしずかちゃんにかかってしまいます。
さらに、そこにジャイアンの母ちゃんが現れ、「買ったばかりの金魚をどうしてくれるんだい!」とカンカンに起こられます。
見事、スネ夫は火難、しずかちゃんは水難、ジャイアンは女難に遭ってしまったのです。
その様子を端から見ていたさっきのおじさんが、空き地を去ろうとするのび太を呼び止めて、「僕のベロ相も占ってくれ」と言い出します。
なんでもその人、原高さんという名前で、ずっと小説を書いていたのですがそれが全く売れず、思い切って他の職をあたるかどうか迷っていたのだそうです。
それを聞いたのび太は、原高さんに家で待ってもらい、自分はまたタイムマシンで、今度は5年後の世界に向かいます。
5年後、原高さんの家はもっとボロくなっていました。そして、本人の身なりも・・・
なんと、自分の書いた原稿を売らないと生活できないほどの貧困に陥っていたのです。
その様子を見たのび太と、一緒についてきたドラえもんは現代に戻り、このことを原高さんに伝えます。
原高さんは一度はショゲるものの、「そうと分かれば、思い切って他の道を探そう」と意気込みますが、無理やり元気を出している感が否めなかったように見えたのび太とドラえもんです。
家に戻り、あの後どうなったのかと考えるのび太とドラえもん、もう一度タイムマシンで5年後に向かいます。
しかし、今度は家を訪ねても返事がありません。
まさか――と考えていると近所の人が通りかかり、まだ仕事に出ているということを聞かされます。
のび太とドラえもんはその人に勤め先を聞き、そこへと向かいます。
その場所はガード下をくぐった先の小さな仕立て工場で、二人が原高さんを見つけると、向こうも気づいてくれ、仕事が終わったら話そうということになります。
のび太とドラえもんは、原高さんに「やっぱり小説はあきらめてしまったの?」と聞きます。
やっぱり原高さんは幼い頃からあこがれていたことだし、それを自分たちが「やめろ」と引き止めたものだから心配だったのです。
ところが、原高さんは小説を書くのを辞めていませんでした。時間を見つけては小説をこっそり書き続けていたのだそうです。
原高さんは、「何も物事はひとつに絞ってやることは無い。上手く頑張れば、両立する事だってできるんだ。世間からは評価されないけど、この小説を一番分かっている僕が評価している。それだけで十分幸せだ」と言い、今を充実して過ごしていることが分かります。
のび太とドラえもんはそれで安心しましたが、そこに突然、マスコミ記者が押しかけてきます。
なんと、原高さんの作品が新人賞になり、たくさんの報道陣が取材にやってきたのです。
びっくりしながらも嬉しい原高さんは、その対応に大慌て。
この様子を見たのび太とドラえもんは、「もう大丈夫だよね」と、静かにその場を去るのでした。
現代に戻ると、ジャイアンが相談に来ました。自分が歌手になれるのかどうかをベロ相で占って欲しいというのです。
のび太は原高さんのように「自分の行きたい道を行け」と言ってしまったが為に、ジャイアンはそこで歌を歌いだしてしまい・・・
■感想■
このお話、元々はギャグ路線だったような気もするのですが、よくここまで感動路線に持ってこられたなと感心してしまいます。
ところで、このお話の中心となるあのおじさんの名前、どういう名前だったか忘れてしまいまいました。
確か、「原稿さん」か「原高さん」のどっちかだったと思うのですが・・・一応、「原高」で統一させました。