全国にスラムのようなコリアンタウン、いわゆる朝鮮人部落がいくつかありますが、結局、在日韓国・朝鮮人がそういうバラックにしか住めなかったのは日本人が彼らに、そういう家にしか住めないような低賃金しか与えて来なかった、その証拠だと思います。 

まともな給料をもらっていれば、誰だってもっとまともな家に住みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本は工業発展の影で、全国の工事現場や炭鉱で在日韓国人・朝鮮人を低賃金で使って来ました。 

 

 

ダムやトンネル工事や炭鉱労働は非人権的な現場も多く、怪我をした人を治療せずに人柱として生き埋めにする事もあったそうです。 
(朝鮮人だけでなく中国人や日本人でも) 
全国のトンネルやダムから骨が見つかっており、自殺の名所や心霊スポットになっています。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
都合の良い使い捨て底辺労働者としての彼らの存在が無ければ、こんなに日本に沢山の道路やトンネルやダムを作る事は出来なかったでしょう。 
全国の労働現場一覧はこちらの方の記事が参考になります。 
想像以上に多いです。
 
 
 
しかし入居差別もあり普通のアパートに入れてもらえなかった在日の人達は結局、空き地とか川辺とか今のホームレスのおじちゃん達が選ぶような場所、日本人が住みたがらない様な場所に住むしかなく、家を建てるプロでもないのでお父さんの素人大工で、しかも材料費も無いだろうからそこら辺の廃材でバラック小屋を建てるしかなかったのだと思います。 
全国に不法占拠と言われるコリアンタウンというか朝鮮人集落がありますが、不法占拠も何も、そういう所にしか居場所がなかったのです。 
誰が好き好んで危険なダムの中に住むでしょうか? 日本の中で、彼らにはそういう所にしか居場所がなかったという事なのではないでしょうか?
 

 

 

 

 

彼らがそういう家にしか住めないような状況を与えていたのは日本人の方なのに、なぜ在日の方だけ叩くのでしょうか? 

本来問題にされないといけないのは、彼らにそういう低賃金しか与えず、保険や年金制度にも入れず、使い捨ての底辺労働者として都合よく利用し続けて来た日本の方なのではないでしょうか? 

逆に彼ら在日の存在が無ければ、日本の無理やりの発展や近代化は成立しなかったとも言えます。 

そして私達日本人の民衆も、「そんな無理やりの発展は要らない」と言えなかった事が、在日の使い捨て労働を続けさせてしまった原因だと思います。 

 

 

 

年金に入っていないので工事現場や炭鉱で怪我をしても障害者年金が下りません。 

車椅子を買うお金も無かったでしょう。 

お父さんが障害者になって働けなくなった在日家族も多かったと思います。 

一家の大黒柱が働けなくなったら、どうなるか分かりますか? 

一家離散・一家心中も沢山あったのではないでしょうか? 

報道されていなかっただけで。 

在日1世の貧困は、調べてみると本当に壮絶です。

 孤独死した在日老人も多いそうで、その事に心を痛めた田内基さんが「故郷の家」という在日老人ホームを作りました。 

(田内基さんは、韓国で3000人の孤児を育てた田内千鶴子さんの息子さんです) 

 

 

 

私はいわゆるスラムと言われるコリアンタウンを歩いてみた事があります。 

ある暗いアパートの中に入ってみたのですが、大雨で何度も浸水しているのか床が水ぶくれのように汚く、階段も腐りかけていて底がいつ抜けてもおかしくない状態で、階段を登るのがすごく怖かったです。 

それでも人が住んでいる気配がしました。

 「2階に住んでいる人は階段の底が抜けたらどうするんだろう?階段を直すお金はあるのだろうか?」と心配になりました。 

なぜ彼らはこんな所に住み続けないといけないのか? 

なぜ誰も助けないのか? 

彼らの「自己責任」だけで解決できる大きさの問題ではないと感じました。 

あまりにも様々な「無い無いづくし」の中で、自力で這い上がる事は難しすぎます。 

ウルトラCが出来ない人に「なぜウルトラCが出来ないのか?」と言っても、それはほとんどの人が出来ない事だから「ウルトラC」なのです。 

この貧困から抜け出す事は「ウルトラC」だと思いました。 

 

 

 

在日に生活保護が多いと言われていますが、戦後もかなり長い間、在日の人達は年金にも健康保険にも入れませんでした。

 (年金は1982年からです。しかも36歳以上の人は除外されました) 

在日の無年金者は推定6万人と言われています。 

年金が無ければ老後、ホームレスになるか生活保護になるかしかありません。 

実際に在日の生活保護受給者は高齢者世帯(65歳以上だけの世帯)の割合が59.7%で、しかも単身世帯が80.5%と、ほとんどがお年寄りの1人暮らしです。 

年金が無いから生活保護を申請しただけの事で、そもそも日本が彼らに最初からまともな給料を与え、健康保険と年金制度に入れていたら老後、生活保護にも頼らなくて良かったでしょう。

 

 

 
 
 
結局、原因は日本の方にあるのに、在日の人達の方に悪いイメージを付けて「トカゲのしっぽ切り」をしようとするのは、あまりにも卑怯なのではないでしょうか? 
最後まで彼らを都合の良い使い捨て労働者にしたいのでしょうか? 
 
 
 
確かに在日の2世あたりで、パチンコ・ヤクザ的な流れがあったのは確かです。 
しかし移民や貧困層や底辺層の中から犯罪者やヤクザ的な人達が出てくるのは、世界共通どの国も一緒です。 
彼らにそういう仕事しか無いからです。 
日本人に対する復讐や、「力には力で」という流れもあったでしょう。 
この世代の暴力的なイメージだけ見たら、確かに「在日は危ないから追い出せ」となっても仕方ないと思います。
そして在日2世あたりで日本の高度成長期に乗りパチンコや焼肉店などで財産を築いた人達も居ました。 
その世代だけ見たらリッチにも見えます。
 しかしその前の世代、在日1世達に日本人が押し付けて来た事をまず見ないと、在日問題の歴史の本質はつかめないと思います。 
 
 
 
政府で解決するのがややこしいのなら、せめて民間の有志の人達が、在日の人達の苦労を助けないといけないと思います。 
というか、政治で解決するのは、裏で色々からみ合い過ぎて、難しいのではないかと思います。 
時間がかかりすぎるのではないかと思います。
しかし時間がありません。 
色々なタイムリミットが迫って来ているように感じます。 
小さい事で良いんです。
何もせず、無視するより、ずっとマシです。 
そもそも私達日本の民衆が、立ち止まれなかった事が原因なのだから。 
日本人が「在日問題は自分達がまいた種だ」「日本人が無理やりの発展の影で在日を利用して来たんだ」という事に気づかないといけません。 
それが日本人の、「美しい日本」とか「新しい時代のための日韓友好」とか言う前に、しなければいけない反省だと思います。
 

 

 

 

 

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