こんにちは。ボン姉です。
本日は昨日のお話を続きです。
病気のお話になりますので、ご興味のない方はスルーして下さい。
いつものグルメブログは今週の木曜か金曜に!
宜しくお願い致します。
私の病気は卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)・子宮腺筋症です。
病気が発覚し、治療を始めた時のお話については下記のブログをご覧下さい。
本日は入院・手術・退院のお話をさせて頂きます。
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2019年10月8日、私は人生初の入院をしました。
入院したのは、御茶ノ水にある順天堂大学病院です。
順天堂大学病院では、入院日前日の10月7日に病院から電話がきて、入院するお部屋の種類と入院時間が伝えられました。
入院するお部屋は有料の4人部屋、入院時間は9:30〜10:00との事でした。
差額ベッド代のない無料の大部屋を希望していたのですが、空きがなかったようです。
仕方ないですね。
そして2019年10月8日、ついに入院日を迎えます。
ボン君としばしのお別れとなるので、この日の朝は早めに起きて、たくさんお散歩をしました。
ちなみに私の入院中は、母にボン君の面倒をお願いしました。
いざ出発の時間。
ボン君はいつもの様によく寝ていました。
私はきちんとボン君に「行ってきます」と言いたかったので、ボン君を起こしました。
寝ぼけ眼のボン君としっかりとスキンシップを取り、出掛ける事を伝え、家を後にしました。
病院に到着し、入院手続きを終え、本館7階に行くように言われます。
御茶ノ水にある順天堂大学病院は5〜6階部分が手術室、7階から上が病室になります。
7階に到着し、ナースステーションで名前を告げると、腕にリストバンドを付けられ、一気に入院モードに。
担当ナースがまずお部屋に案内してくれます。
お部屋に到着するまでの間、診察室、トイレや洗面所、コインランドリーやシャワー室の場所を案内してくれました。
そしてついにお部屋に到着。
4人部屋の通路側でした。しかも差額ベッド代なしの無料部屋!
前日の病院からの電話では有料の4人部屋と言われていたのですが、どうやらベッドが空いたようで、私の希望通り無料の大部屋になったのです。
順天堂大学病院は無料の大部屋でも4人部屋なので、個人のスペースは比較的広く作られています。
テレビカードを入れて見るテレビと冷蔵庫が各自に用意されています。
収納は思った以上に大きく、私は1番上の収納棚は使いませんでした。
ひと通り説明があり、体温と血圧をはかり、体重と身長も測りました。
そして翌日の手術時間もこの時に教えて貰いました。
私は2番目の手術ですが、前の手術が大きな手術で時間がかかり、時間が読めないとの事。
一応15:30に手術のオーダーが入っていますが、それよりも早くも遅くもなる可能性があるとの事。
とにかく午後のどこかといった感じの様で、家族には13時には病院に来ていて欲しいとの事でした。
なんだか明日は1日仕事になりそうで、付き添いに来てくれる姉達には申し訳なく思いましたが仕方がありません。
入院したこの日は術前内診と麻酔科の先生からお話があるとの事。
どちらも午後になるとの事なので、ランチを病院内のレストランで食べたい旨を伝えました。
病院内にいるなら問題なしとの事で、病院食は欠食にしてもらい、病院の1階にあるレストラン ヒルトップにランチを食べに行く事に。
姉からこのレストラン ヒルトップが美味しいと聞いていたので、退院したら食べようと思ってたんですよね〜。
それが入院日に食べられちゃうなんて嬉しい!
ナースからは何かあったら携帯に電話するので、着信が分かるようにしておいて下さいとだけ言われました。
美味しいランチを食べて、コーヒー飲んで、ゆっくりして、さすがに入院患者なので13時過ぎに病棟に戻りました。
入院した午前中は病棟がとっても静かな事に驚いたのですが、午後になると手術から戻ってくる患者さんがいたり、そのご家族がいたり、そして面会が始まる14時になると、それなりにざわざわと動きが出てきました。
でも私が今まで面会で行ったことのある病棟の中で、やはり1番静かな病棟だったと思います。
自分のベッドで本を読み始めた私。
とはいえ、やはりまだ落ち着かなくて、本に集中出来ません。
いつになったら落ち着くのかなぁと思いながら過ごしていると、ナースがやって来ました。
術前内診をするとの事。
病棟内にある診察室へ行くと、担当医ではない女医さんがいました。
そして内診がスタート。
手術に向け、それまでの診察時の状況と変わりがないかをチェックされます。
あっという間に内診が終わり、またベッドへ戻ります。
すると、またナースが来て、シャワーを浴びる様に言われました。
順天堂大学病院ではシャワー時間が決められており、予約制になります。
この日はナースの方が予約をしておいてくれたとの事。
ちなみにシャワー時間は朝の8:30〜15:30までになります。
シャワー室は3つあり、1人あたりのシャワー時間は30分になります。
入院中は毎朝ナースに希望のシャワー時間を聞かれますので、希望のシャワー時間、そして希望のシャワー室があったらそれも伝えると良いですよ。
実はシャワー室によって広さが違うのです。
1番のシャワー室はとにかく狭くて…人気がないのだとか。
私の様に入院してきたばかりの元気な患者さんがだいたい1番のシャワー室になっていました。
手術して間もない患者ほど、優先的に広いシャワー室にしてもらえます。
が、希望のシャワー室を伝えておくとかなり憂慮される様でしたよ。
そうそう、そしてシャワーを浴びた後のドライヤー。
私は髪の毛がかなり長いので、実はこれが気になっていたんですよね〜。
ドライヤーは廊下にある洗面台の所か、トイレの隣にあるエチケットスペースで使うことが出来ます。
シャワーの後に、ナースステーションでドライヤーをお願いすると借りる事ができますよ。
ドライヤーをかける時間に制限はないので、私の様にスーパーロングヘアでも焦らず乾かす事が出来ましたよ。
シャワーとドライヤーを終え、お部屋に戻り、しばらくすると麻酔科の先生がやって来ました。
明日の手術を担当してくれる麻酔科の先生から簡単に明日の麻酔をかけるまでの手順の説明があり、体調の確認をされました。
麻酔科の先生の診察も終わり、この日やる事はあと一つ、浣腸のみになりました。
浣腸は就寝時間である21時の少し前にするとの事でしたので、その前に夕飯です。
初めての入院食にわくわくしていた私は夕食が待ち遠しくて仕方ありませんでした。
姉から順天堂大学病院の病院食は美味しいと聞いていたからなおさらです。
で、18時。
ついに運ばれてきた夕飯!
この日は五目寿司でした。
これが美味しくて驚いたのを覚えています。
すまし汁も美味しく、温かかったのが忘れられません。
病院食って冷たいイメージがあったものですから。
そうそうちなみに順天堂大学病院の病院食は2種類のメニューから選べるのです。
入院した日に一週間分のメニュー表が渡されるので、希望のメニューに印をつけて、提出するシステムになっています。
これ選んでる時が楽しかったのをよく覚えています![酔っ払い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/043.png)
![酔っ払い](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/043.png)
美味しい夕飯を食べ終えると、何だか病室の皆さんのベッドからカサコソと音が聞こえ始めました。
何だろうと思っていると、何か食べ始める音が〜
そして甘い香りが〜
どうやら皆さん、自分で用意したスイーツを食べている様でした。
食べていい事を知った私はすぐにナースに確認して、コンビニへ!
私はこの日の21時から絶食になるので、それまでは何を食べてもよし!
という事で、エクレアとかあんぱんとか買って食べました〜。
幸せなひと時を満喫していたら、ナースが!
そろそろ浣腸しましょうとの事![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
せっかく幸せの甘い余韻を味わおうと思ったのに〜![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
そして人生初の浣腸を経験。
思ったよりも長くて?多くて?びっくりしちゃいました。
まだ入れる?って感じです。
浣腸が終わると、すぐにトイレに行って下さいとの事。
でもトイレの上で出来るだけ我慢して下さいとの事。
どういう事〜と思いながらトイレへ向かいます。
私の病室は1番トイレから遠かったため、歩いているうちにだんだんと危険な感じが…
とにかく早く早くとの思いで、トイレへ到着。
言われた通り、出来るだけトイレの上で我慢してみて〜といった感じで我慢して…
でもあっという間に我慢出来ないレベルに…
とにかく浣腸の即効性に驚いた私でした。
ベッドに戻るともうすぐ消灯との事。
急いで歯磨きをして、消灯を迎えました。
そして初めての入院生活の夜がスタート!
そうそう事前に経口補水液とゼリー2袋を翌日の朝8時までに飲み終える様、渡されていました。
これらを机にだしておき、目が覚めては飲んでを繰り返していた私。
とにかく夜が長くて、長くて〜、入院した人みんながそう言っていた事を痛感していました。
それにしてもやはり21時就寝は早過ぎですね。
この日、初めて入院して思った事は救急搬送の多さ。
たくさんの救急車の音が聞こえました。
この救急車の数だけ、患者さんが運ばれてきているのだなぁと思うと、健康のありがたみを改めて思いました。
夜中は音楽を聴きながら寝たり起きたりを繰り返し、ようやく待ちに待った朝を迎えます。
体温と血圧を測り、顔を洗います。
前日の21時から絶食に入っている私は朝食なし。
でも飲水は手術日の朝8時まで大丈夫だったので、みんなが朝食を食べている間はお茶や水を飲んで過ごしました。
そして8時。
ついに飲水もストップ!
手術までにあとやる事は一つ。
またまた浣腸です。
ただ手術時間の2時間前位に浣腸したいから、まだまだ先の様です。
なーんにもやる事のない私は本を読んだり、iPadでネットフリックスを見たりしながら、ひたすら手術を待っていました。
すると初めて見る女医さんがやって来ました。
麻酔の為の針を入れる処置をするとの事。
腕の静脈に入れるのですが、前回受けた鼠径ヘルニアの手術でも私はこの処置に少し手間取ったのを覚えています。
どうやら私の血管はこの処置がやりにくい血管の様なんです。
そして今回もやはり手間取りました〜。
しかも処置をしてくれる女医さんはまだ若くて、研修医の様な気が〜
一生懸命にやってくれるのですが、うまく血管に針が入らず、針を皮膚に入れられたまま針を引いたり押したり回したりされ続けました。
これがなかなか痛いもので…
結局最初に刺した右手では失敗。
次は左手でしてみることに。
右手でうまくいかなかったからか、左手の時は女医さんの手が震えていました![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
先生の手が震えてると、私まで緊張してきちゃうもので…
左手でも、右手と同様、針を皮膚に入れられたまま針を引いたり押したり回したりされ続けること数分、ようやく成功!
ホッとした表情の女医さん、痛みから解放されてホッとした私。
そこにナースがやってきました。
早いけど念のため浣腸をしておきましょうとの事。
女医さんが入れた麻酔用の点滴針をネットで手首に固定させるのですが、それにも手間取っていた女医さんを見兼ねたナースは、女医さんに代わって残りの処置をしてくれました。
その時にナースの方が私の耳元で
「たくさん刺されちゃいました?」
との一言。
「まあね〜、いつもこんな感じなの?」
と聞くと、コクリとうなずくナース。
どうやらあの女医さんは毎回この処置に手間取って、患者さんが痛い思いをしている様です![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/050.png)
医師も人間ですからね、誰しも練習して上手くなるのでしょうが、やはり痛い思いは出来たらしたくないですよね…
大学病院なので、こういった練習台になるのも仕方ないですね。
とにかくどうにか麻酔用の針が入った私は、2度目の浣腸を受けます。
2度目なので私自身に少し余裕があったので、浣腸ってあったかいんだなぁ〜なんて思いながらして貰いました。
で、トイレの上で出来るだけ我慢。
そんな事をしていたら、12時頃に急いでナースがやってきて、前の手術がもう終わるとの事。
予定よりもかなり早く手術が始まるみたいだから、急いで手術着に着替えるよう言われます。
なんだかナースの方の慌て方に私も慌てて着替えをスタート。
着替え終わると同時に、1番上の姉と叔母が到着。
さすが真面目で几帳面な姉。
予定よりも早めに来てくれました。
有難い限りです![デレデレ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/047.png)
![デレデレ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/047.png)
手術着に着替え、紙パンツに履き替えた私は、自分のベッドで姉と叔母とお話をしていました。
そこにまたまたナースが登場。
飲水ストップしてから時間が経ち過ぎているので、脱水防止の為に点滴で水分を入れるとの事でした。
先程痛い思いをして入れた麻酔用の針を使って水分を点滴で入れる様です。
が、何故か点滴が落ちない…
よーく見てみると、先程痛い思いをして入れた麻酔用の針の真上に私の血液が溜まり、しかも固まってしまった様なんです。
何度も針を血管に刺した為に血液が針から逆流してしまったのが原因との事。
これに気づいたナースは「先生頼むよ〜」とお怒りの様子。
そしてそのナースは私にこう告げました。
「今、血液を溶かす液体を入れたので、この溶けた血液を血管に戻します。が、これが痛いんですよ…。またまた痛い思いをさせてすいません。頑張って下さい」
私は痛みに強い方なので、軽く「はーい」と答えたのですが…
突然、激痛が![ゲロー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/038.png)
![ゲロー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/038.png)
血管が破裂したかと思いました![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
思わず「痛い」と叫んだ私。
ナースは咄嗟に患部を圧迫して、痛みを紛らわしてくれました。
そして反対の右手を叔母がギュッと握ってくれました。
みんなの気遣いで、痛みから解放された私。
今だから言えますが、この処置の痛みが今
回の入院・手術において1番痛かった痛みでした![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
これでようやく点滴による水分補給が始まります。
喉が乾いたなぁなんて思っていたので、この点滴が始まった時にはホッとしました。
点滴が始まり、しばらくすると手術室から呼び出しがありました。
いよいよ手術です!
歩いて手術室入り口まで行き、姉と叔母とお別れします。
手術室に入ると、そこには大きな数字で手術室の番号が書かれた扉が廊下の先にずらーっと並んでいます。
ナースに連れられて、廊下を歩いて行き、6番の手術室の前で止まりました。
そしてその手術室の前に置かれている椅子に座る様促されます。
ここでしばらく待たされることになるのですが、手術を前にした私の緊張をほぐす為にナースの方が色々と話しかけてくれました。
「さっきは痛くてすいませんでした。あの先生、毎回やらかすんですよね〜」
「病院の消灯時間って早過ぎじゃないですか?私なら21時消灯なんて絶対に無理!っていうか、21時なんてこれからじゃないですか〜」
なんて、気さくに話してかけてくれて、かなり笑わせてくれたナースの彼女。
寒くて冷たい手術室で、私を和ませてくれたこの病棟ナースには感謝の気持ちでいっぱいです。
そうそうその彼女から教えて貰ったのですが、順天堂大学病院には全部で33個の手術室があるそうです。
各手術室は使う科が決まっていて、婦人科は6番の手術室だそう。
そして6番の手術室の中は更に3つに分かれていて、同時に3つの手術が出来るんですって。
他の手術室も中は2〜3つに分かれているそう。
ということは、順天堂大学病院には33個の手術室があり、それぞれ中が2〜3つに分かれているため、最大で同時に66〜99つの手術が出来るという事!
凄くないですか?
そんな事を聞いていると、目の前に見覚えのある姿が。
担当医のT先生です。
T先生は私に気付くと近寄ってきて、「大丈夫だからね」との一言。
やはり医師からの一言は心強いです。
そして先生と同時に手術室に入る事に。
ここで病棟ナースとお別れです。
手術室に入り、手術台に横になり、モニターやら色々とつけられていきます。
ここまできたら、もうされるがままです。
すると、ここで珍事件が…
手術台のリモコンが壊れてしまったとの事![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
スタッフの1人が電話を始めて、修理やら何やらと話し始めました。
そんな状況を手術台から眺めていたら、他のスタッフが、「手動で動かせるから大丈夫だからね。手術には影響ないから」と言ってくれました。
手術直前まで笑わせてくれた順天堂大学病院のスタッフの皆さんでした。
そして最後にT先生から最後の生理の時期について質問をされ、その後麻酔がスタート!
左腕の点滴から入った麻酔は、左腕が冷たーく感じ、だんだんと体全体に広がっていくのが分かります。
そして少し胸が苦しいと感じた瞬間、意識がなくなりました。
ようやく手術がスタートです。
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術後、退院のお話は、また次回に。
本日は以上です。
最後までお読み頂き、有難うございました。
ボン姉でした。