今朝も、何をしていいのか分らずに
質問ばかりの婆
ちっとは自分で考えろ
、と思うものの
婆を見ていると、ボケている事が、
ある意味幸せなのかとも思う
私には積年の思い
があるから、
きっと、これからも婆には優しくできないし
正気のままで、
分かり合えない日々がずっと続くのなら、
相手がボケているんだからと
気持ちを割り切った方が
婆の為にも、
私の残りの人生の為にも
ずっとマシに思えてくる
今朝の朝食は、
フレンチトーストにしました
爺はパンが好きだから、ご機嫌で食べていました
婆は、パンにすると
パンの耳が固いとか何とかで
耳だけ残します
歯の無い爺が食べられるのに
と、それを見ているだけで、
いい気がしないので
柔らかかったら食べるだろうかと
試しに作ってみました
長男には不評で
、長女には好評でした
昨夕も…
ご飯の催促に来た婆に
「うち達(私たち)の分、ご飯はあるかね
」
と聞かれました
「うち達って、誰の事」
と聞き返しました
買い物も食事の支度もしない上に
自分の分だけを、心配をしているのかと
思ったのですが…
「そりゃぁ、お父さん(爺)とあんたと
○○ちゃんと、うちと…」
と言い出しました
○○ちゃんというのは、妹の愛称
はあっ？
と、聞き返すと
「○○ちゃんは、まだ帰ってないかね」
と、もごもご…
どうやら、婆の頭の中は、二十年以上前に
タイムスリップ
まだ、妹も私も、両親と同居している頃に
戻っている様でした
妹の名前が、日常生活に（それも食事の時間帯に）
出てくることは無かったのですが…
それだけ、症状が進んでいるという事でしょうか
相変わらず、夕ご飯は完食でしたが
朝の洋服の件、あちゅのおしっこシーツの件、
夜の夕食の催促の件
質問するとい点では、
いつもと変わりない風景ですが…
その内容が、後退している気がします
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