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写真は、わが家のリビングの入口です。


玄関を入ると、右手がリビング、

廊下を挟んで、左手が爺婆の部屋になります。


前回、お話した『サッシ窓』がリビングにもあるので、

玄関の鍵を閉めても、そこから庭に出て逃走するんです。


なので、私たちが外出する時は、

こうやって、リビングに入れない様に

鍵をかけます

(ちなみに百均の自転車用の鍵です)

婆は、休みの日、殆どを自室で過ごすので

リビングには何の様もないはずなのですが

鍵がかけられているという事で、

何かいいものがあると思うのか、

逆に開けようとしているみたい。


何故、鍵をかけられているかの

意味が分かっていないので。


鍵を引っ張ったり、ドアノブをくぐらそうと

悪戦苦闘した痕跡が残っていて、

それはそれで、虚しくも悲しくもなるのですが。

婆が外へ出る機会を制限してしまう訳だから、

私達だって、あまりいい気持ちはしないけど…


爺は、婆が外へ出て行こうとしても、

さっと起き上がれず、靴も自分ではけず

後を着いていく事ができないし。


父にも少し、物忘れが見え始め、

婆がいつまで自分の側にいたのか

居なくなってどのくらい経つのかを

上手く説明できないし。


だからと言って…


近所のお巡りさんに、三年間で九回も、

捜索願を受理して頂き、

見つけて頂いてきた以上。


アルツハイマーである婆が

一人で外出しない様に

措置を講じるのが私の役目であると思うから。



一人で自由に外出したい婆は、

今日も鍵をかける娘の背中に

「本当にあんたは、意地が悪いむかっ」と

怒ってましたが…


「意地が悪くて結構べーっだ!

と、娘は今日も開き直り

夕飯の買出しに出かけたのでした。



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