実の両親と同居を始めて、

今年の夏で3年目を迎えました。


今でも、『あぁ、しなければ良かった』と

後悔する事が度々…


でも、旦那にも、子供達にも、

姑にも我慢を強いて

その上に成り立っている同居だから。

今更、後ろを振り返える訳にも行かず…。


たまに会う友達との会話でも、

最初に出るのは介護の愚痴で。

これではいかん!、と思って

ブログを始める事にしたのでした。



婆(母)はアルツハイマーで介護2、

爺(父)は歩行困難で介護1の

申請が認められ、

平日は、二人ともデイサービスで

お世話になっています。


普段は温厚で大人しい爺が、

一つだけ言った我侭…

それが『婆と同じデイサービスは嫌だ!』と

いう事でした(笑)


我侭で自己中心的な婆に、

自分が振り回されるのが

目に見えている!と

節に訴えるので、週に一回だけは

内科に併設されているデイケアに通い、

他の日は希望通り、

婆とは違うデイサービスに通っています。


爺のデイサービスの職員の皆さんは、

本当に良い方ばかり。

爺も『通うのが楽しい』と言ってくれます。


昨日は爺が、昼食前の薬を間違えて

持って行った様で

職員の方からお電話を頂きました。


『いつものお薬と違うようですが。』…と。


爺は糖尿病と高血圧の持病があるため、

朝4種類、昼1種類、夜2種類の

薬を服用しているのですが、

分りやすい様に分けてあるにも関わらず

この薬をよく間違えます。


いつもは私が確認するのですが、

昨日に限って、婆が朝から、

着替えが無いと大騒ぎするので、

それにかかりきりで、

爺の薬を確認するのを忘れてしまいました。


昔は、頭の回転が早くて、ものしりで。

尊敬できる大好きな父だったのですが

自分の薬すら判別できないという事実は、

正直辛いものがあります。


歩行困難で、腰が曲がらず、

目も耳も遠くなってしまって

仕方が無いのかもしれないけれど。

やっぱり、親が老いて行くのを見るのは

忍びないものですね。


爺のデイサービスには

3人の看護士さんがいらっしゃいますが、

薬が違うと気付いてくれたのは、

ヘルパーの方で。

それも複数のヘルパーさんが

気付いてくれたと知って。

爺はなんて恵まれているのだろうと、

心が熱くなりました。


些細な事の様ですが、

託す家族としては、こういう周囲の優しさが

支えになります。


明朝も台風の影響で雨でしょうか…

雨が降ると外に出たくない婆が、

勝手に『デイサービスはお休み』と

思い込むので大変です。

どうか、晴れますように…