明けまして おめでとうございます!

皆様 良い新年をお迎えでいらっしゃいますか?

 

 

さて、今年は辰年です。 

 

辰年は 陽の気が旺盛に働いて 万物が躍動し、形がととのう年になる ということなので、コロナ以来 鬱々として沈みがちだった 世の運気も、力強く飛翔することを期待しています。

 

十二支にあって、唯一の伝説上の生き物である龍。 

想像上の生き物であることから、その姿には 多くの人々が思いをめぐらせてきました。 

その結果は、 様々な形となって現れたようで、角は鹿・頭はラクダ・目は鬼・首は蛇・鱗は鯉・爪は鷹という説が有力であるように思いますが、その爪にいたっては、 中国で5本・朝鮮で4本・日本では3本なのだそうです。 

 

なるほど、写真の茶碗の龍は 森岡嘉祥さんの作品であるが故に、 日本在来種(?)が採用されているらしく、爪は3本になっていますね。

 

 

 

ところで、しばしば 床にかけられる禅語に龍吟雲起というものがあります。 

 

これは、周易の一説で 龍は水に潜む動物であり、雲には水の気があるので、龍が吟ずれば 景雲が生ずる という意味です。

 

転じて「同じ考えや心の持ち主は、気持ちが通じ合い互いに呼応する」という意味に捉えられています。 

 

今年も昨年同様、同好の皆様と 和を尊びながら 美味しい一服を喫していきたいと思っています。

 

幸多き一年に なりますように!

本年も 何とぞ よろしくお願いいたします。