ホテルから送られてくるメールの最後に 貼り付けられている この写真、てっきり 地味なプロモーション写真だと思って 気に留めることもありませんでした。

 

  ― picnic site ―

 

日除けも何もない砂漠の真ん中でピクニックする もの好きがいるのか・・・と半ば呆れ、車は焼け付くような暑さになるのだろうし、ラクダでやって来た観光客が 手前のフェンスにラクダをつないで、ピクニックを楽しむのかしら・・・と。

 

ドバイ出発が 2週間ほど先に迫ったある日、いつも小さなサイズで見ていたこの画像が、突然拡大されました。  偶然の出来事です。

 

そして さらに エーッ!?!?!?!?!?

 

フェンスじゃなくてベンチか!!

 

私が「お茶会がしたいのですが、出来る場所はありませんか?」と 問い合わせのメールを送った その時から、 ホテルの返信にはこの写真を添付されていたのです。

 

お茶会を 英訳すると tea ceremony 。

儀式をする場所が picnic site と表現されるとは 思ってもいませんでした。 

 

砂の上にラグを2枚敷き、座布団(クッション?)が8枚。 

その近くには 観客席としてのベンチがあります。 

 

ホテル側は、私の最初のメールを受け取るとすぐに 茶会の会場を仮設営して、「これでどうですか?」と たたき台になるものを示してくれていたことになります。

 

この写真は、知っている人が見れば 野点を楽しむお茶会の風景ですが、知らない人が見たら ピクニック以外の何ものでもありませんものね。  

ピクニックと表現されて 当然。  

 

お茶を 小難しく考えているのは、日本人のようです。