イヴェント担当者とのメールの遣り取りが始まりました。
最初に こちらから依頼した内容は、
(1)平らな場所に8畳分位のラグを敷いてもらうこと
(2)お湯を用意してもらうこと
(3)日没後は 真っ暗になると想定し、手元をてらすランタンを用意してもらうこと
以上の3点でした。
それに対する先方からの返信には 「ラグを敷き、お湯と ランタンの他、背の低いテーブルも用意するつもりですが、ウェーターや食器類は 必要ないのでしょうか? スプーンなども用意しましょうか?」とあります。
ウェーターやスプーン という言葉を見たときには ちょっと笑いましたが、点前を見たことのない人が、こちらの望みを具現化するために 色々考えていることが伝わる内容です。
― 茶会の準備風景 ―
「ドバイは 観光客の誘致に力を入れていて、現地で働く人々のホスピタリティーは目を見張るものがある」と言われています。
前評判のとおり、送ったメールに対しては 4~5時間のうちに、 長くても24時間以内に 必ず返信が来るし、そのきめ細かさは 想像をはるかに超えるものでした。
「おもてなしの国 日本」に これができるか・・・ と 思いを巡らしてみても、さて どうだかな・・・?
一人の担当者が 時差を言いわけにすることなく、これだけの密度で対応できるのはどういうことなのでしょう・・・寝る間は?・・・と不思議ですらあります。
周囲に砂しかない 砂漠の中に 忽然と姿を現す このホテルのスタッフは、自由を尊重しながら 大人を希望通りに遊ばせる プロ集団であるに違いありません。