正統派の先生のところで お茶を学んでいる人なら、誰もが 受ける洗礼

 

「なにはてなマークはてなマークはてなマーク 手伝わせろですって!? 100年早いメラメラメラメラメラメラ

(10年ではなくて100年)

 

いつも「勉強しろ!」「手伝え!」といわれるから、こんな私でも 少しは役に立てるかと思って、「次のお茶事で 水屋のお手伝いさせてください」と言っただけなのに

 

ガーン えーんお怒りになるとはえーん ガーン

ガーン えーん何とご無体なえーん ガーン

ガーン えーん何と理不尽な言いぐさえーん ガーン

 

さて・・・この先生の言葉 どのような時に発せられたのでしょう。

 

 

 

家庭の事情で しばらくお茶から遠ざかり、最近お稽古を再開したばかりの友人から『「初釜で水屋の勉強をしたい人がいたら 申し出てください」というメールが 社中全員に届いたんだけど、これは 手を挙げるべきなのか、大人しく様子をみているべきなのか、どっちが礼にかなうと思う?』と相談がありました。

 

ウーn これは なかなか 判断が難しい! 

先生が何をしようとしているのか、情報収集するのが先決かな。

 

勉強をさせながら、お稽古の延長線上で初釜をしようとしているのなら「手伝います。勉強させてください。」と、素直に手を挙げれば良いし。

 

普段 使わない 大切な道具を 幾つも出して、外部からのお客様も招き、先生自ら 亭主をしようというのなら、軽々に手を挙げると 「身の程をわきまえよ!!」と ご不興を買いかねません。

 

何故なら この場合、段取りも、道具の管理も、 趣向の把握も、 水屋が 亭主と一心同体になって取り組んでいくことになるため、実力が伴っていなければ とてもとても 責任を全うできないからです。

 

 

水屋は 茶事のブレイン 

亭主を無事に茶席に送り出し、亭主業に専念できるようにするのが 水屋に委ねられた大切なミッションです。 

 

その任務を十分に理解している 相応の経験と力量の持ち主が、綿密な打ち合わせのもとに 水屋に入って、責任を全うできるか否かが 茶事の行方を左右します。 

 

もしどなたかから「是非に」と頼まれて 水屋を引き受けることになったら「ありがとうございます。 粗相のないよう 一生懸命務めさせていただきます。」とご挨拶しましょうね。

 

何故ありがたいかと言えば、自分の実力が認められ「 力を貸してほしい」と評価された瞬間だから。

 

なぜ一生懸命務めるかといえば、表からは目立たない水屋の仕事が 茶事の行方を左右する 大きな責任を担っているから。 

 

ユメユメ「勉強させていただきます」と言ってはダメですよ!

なぜ勉強ではいけないか といえば、亭主の大切なお客様と 大切な道具を 自らの教材として利用し、勉強する気で水屋に入るなど 言語道断だからです。 

 

手伝いながら学ぶ勉強には、普段のお稽古を最大限 利用しましょうね。