松江の彩雲堂が 野菜羹 れんこん  というお菓子を作っています。  

初めて見た時には、この発想はスゴイ! と感心し、その後何度か購入させていただきました。 だって 羊羹の上に レンコンが作りだす模様が コットンレースのようで、とても斬新なんですもの。

 

茨城県は、レンコンの生産量 日本一を 誇ります。  

今頃の季節になると、瑞々しくて 新鮮な レンコンが 店頭に並び、しかも 安値。 大量にゲットして、サラダにしたり、お肉と炒めたり、すりおろしてから団子にして 煮物の椀種にしたり。

大変に重宝しています。  

 

彩雲堂のレンコンも 茨城県産かも。

 

台所でゴロゴロしている レンコンを見ながら そんなことを考えているうちに、「ちょっと待てよ。 わざわざ 送料かけて取り寄せなくても、レンコンの羊羹なら 自分で作れるかも」 と思いたち、 早速 試してみました。  

 

キラキラ結果は、 なかなかの出来栄えキラキラ

 

 

お稽古で 濃茶の前座として食べながら、 「何か良い銘は無いかしら」と 社中の人たちと意見を出し合いました。

 

「末広」(ハスの穴は8個の物が多く、末広がりの八に通じるから)「蓮池」「れんれん」など、候補はでましたが、どれもイマイチ。

 

「だれか 良い銘を思いついたら LINEしてね」

と言っておいたら、届きました!! 届きました!!  

 

蓮の郷(はちすのさと)  

 

いかがですか・・・文句なしですよねスター

 

 

お盆のころになると、土浦あたりを走る常磐線の車窓から 美しい花が咲き誇る 広大な蓮田が見えてきます。

その下には、花の命を支える地下茎、 レンコンが。

 

清らかな浄土につながる 茨城の宝 を象徴する銘がつけられました。

 

 

 

蓮の郷 の作り方

材料

細めのれんこん  1節

白のこしあん   400g

水        200㏄

寒天       4g

上白糖        100g~130g(量はお好みで)

 

1、レンコンを薄くスライスし 酢水にさらしたあと、 水100㏄とグラニュー糖100g(記載外)で5分ほど煮て一晩おく。

2、1をもう一度 煮立たせてから ザルにあげ、ペーパ―タオルで水気を吸い取っておく。

3、鍋に水と寒天を入れて火にかけ、1~2分沸騰させてから上白糖を加えて 砂糖が完全に溶けるまで加熱する。

4、3に白のこしあんを加え、滑らかになるまで 杓文字で鍋底からよくかき回しながら 弱火で加熱する。

  杓文字を持ち上げて、2~3mmの幅で一筋の糸のように餡が流れ落ちるようになったら火からおろす。

5、水で濡らした流し缶(11.5×14)に4を入れ、水を張ったバットにつけて粗熱をとる。

6、5が冷めるのを待つ間に、別の鍋に寒天1g、水100㏄、グラニュー糖50g(記載外)をいれ、1~2分煮立たせて火からおろす。

7、5に2の蜜煮にしたレンコンを 一面に並べ、60℃くらいに冷めた6を レンコンの上から流し入れる。

8、2時間ほどして 7がしっかり固まったら、冷蔵庫に入れる。  

  (長期保存したい場合は、適当な大きさにカットしてから冷凍する)