日に日に春らしくなってきました。

梅が終わりに近づくと、 色とりどりの花が一斉に咲き始めます。

花だよりが チラホラ届くようになりましたが、 庭では 春咲の椿が花盛りです。

 

胡蝶侘助・・・花が小さいので、広間で使うには少し弱く感じます。  でも可愛くて可愛くて。

 

 

 

朴伴・・・檀香梅と合わせました。

花が茶席に春を運びます。

 

 

 

毎年 庭で咲いているのに 「これ本物ですよね? 造花?」とおっしゃった社中の人がいます。

本物であることが信じられないような、なんとも 不思議な花です。

 

羽衣・・・羽衣という名前に相応しく、 女性的な優しさと品格を感じさせます。

大きめの鉢で育てていますが、 鉢では大きくなれないので 花の数にも限りがあります。 

もっともっと花を楽しみたくて、地植えにできる場所を探しています。

 

賀茂本阿弥・・・年末にはふっくら膨らみ、少しくちばしをつき出したような この花独特の表情を見せてくれるはずでした。 

どうしたことか、今季は随分待たされて ようやく今 この表情。   まん丸なマシュマロのような愛おしさです。 でも、春の茶室を彩るには少し晩生すぎ。  

 

 

冬の茶席で しばしば蕾を用います。 開き切った花を使うことは ほとんどありませんから、 加茂本阿弥が どんな花なのか ご存知ない方がいらっしゃるかもしれませんね。

 

あれだけの蕾です。 咲いて器量が落ちるはずもなく、庭を彩って 朝に晩にと 目を楽しませてくれます。

 

 

檀香梅・・・近づくと 良い香りがします。

黒文字のように 枝は楊枝としても使えるんですよ。

 

 

常盤万作・・・年に二回花をつけます。

 

アセビ