Go To を利用して 日光に行ってきました。     Go To に関しては 「 帰省はダメなのに  Go To が OK なのは何故?」  とか 「 政府がやっていることは支離滅裂 」 とか 色々なご意見がありますけれども、    ホームドクターの 「 今は 3月 4月 とは違って、 お客を受け入れる施設も 医療現場も このウィルスとの向き合い方が わかってきた。    健康オタクを満足させることができる施設を 慎重に選んで行けば  恐れることはない」 という意見に牽引されました。

 

 

職場や学校に潜む感染リスクや そこから広がる家庭内感染を考えて比較した場合、 今回訪れた場所で 密になる場面は皆無でした。

往復の移動には 自家用車を利用。   予定していた訪問先でも、 混雑していそうな場所は 即予定を変更して回避。  

それができるのは 個人旅行だからこそのメリットです。

義理ある親族が集まる場所では 「 ヤバそう 」 と思っても なかなかそれを口にできずに、 三密を 形成してしまう可能性がありますよね。  

それに比べたら はるかに安心安全。 大切なのは、1人1人の意識がどこにあって どう実践できるか です。

 

まだ命は惜しいからな   ヤバイ所には 近寄らない・・・これが  今年 70歳になって 基礎疾患アリの 夫の言葉です。

 

  

日光田母沢御用邸記念公園

田母沢御用邸は1899年に 大正天皇のご静養のために造営されました。   その後 1947年に廃止されるまで、 三代にわたって 天皇家が御利用になりました。    現在は 栃木県営の公園となっており、2003年に 「国の重要文化財」  2007年に 「日本の歴史公園100選」 に選定されています。

 

 

中核となっている建物は、1872年に紀州徳川家から 皇室に献上された 江戸中屋敷の中心部分なのだそうです。

御三家の中でも 紀州家 と聞くと、  表千家の茶道を学ぶ者は とても身近な感じがして 嬉しくなります。

 

 

畳廊下の奥のほうが 床の間のように 一段高くなっていて、 そこが 剣璽の間

その右隣りが 天皇の御寝室だったそうです

 

 

決して華美ではないけれど、 落ち着きと気品を兼ね備えた佇まいからは、 日本にしか存在しえない 美意識を感じとることができます。

今年オリンピックが開催されていれば、 世界の多くの方々に  誇るべき日本の伝統美を見ていただけたのではないか・・・と 残念です。

 

 

 

庭園

 

 

 

 

防空壕入口跡

上皇陛下は 1944年7月からの約1年間、 ここで疎開生活をなさいました。

庭園の一角にある 防空壕の入口跡を見ると、75年前の戦争に想いがいたります。