清めるということ

 

今年オープンした 中禅寺湖畔のホテルに宿泊しました

入館の際に 手指のアルコール消毒や検温を促されるのは当然のこととして、  チェックインを担当した ホテルスタッフが、  私たちの見ている目の前で、まず何にも優先して 自らの手指のアルコール消毒を 丁寧に実行したことには 新鮮さを覚えました。

 

お茶の点前の中には、繰り返し 繰り返し 道具を 清める という動作が出てきます。  

水屋で準備をする時に 十分に清めたはずの道具を お客様の面前で 更に清める・・・という行為を  これまでは パフォーマンス的な要素が強いものだと思ってきました。   

しかし、ホテルスタッフの手指消毒が 私たちにもたらした安心感 が発端となって 「茶道における 清めの行為にも 今まで以上に 十分な意識をおいていかなければならない 」 と 改めて考えています。

 

昨年家元で行われた教授会の稽古や 最近の宗匠稽古で  台天目や盆点が講習科目として取り上げられました。   

この二つの点前には 平素の 濃茶や薄茶に比べると 「これでもか・・・」 というほど頻繁に 清める動作が出てきます。     

その行為が 道具に精神的価値を吹き込み、 ひいては 点前そのものの格を 段違いに引き上げていることに 十分な意識をおいて 取り組む必要がありそうです。

 

日本の文化において  「清め」 は 私たちが考えている以上に 大切な役割を果たしてきたのかもしれません

   

 

 

秋近し・・・トンボが 部屋のテラスに遊びにきました     

どんなに暑くても    秋は すぐそこ 

 

夕食をしたレストラン・・・ 5:30p.m. の店内

密を避けるには  開店直後に行くに限るチョキ

 

 

 

那珂川の鮎

こうなると芸術ですね

 

お造り・・・ 鯛 ・ イサキ ・  カツオ

   

 

デザート・・・ヨーグルトクリーム ・ 苺 ・ 山椒

半熟卵のような 食感のヨーグルト クリーム の中から 飛び出したものは 苺のソース

ミントを飾ったら 洋食のデザートになってしまうところを 山椒の葉を使うことで 見事な和食のデザートにしています 

 

朝食・・・この他にも サラダや フレッシュ ジュースなどが供されました

朝 しっかり食べたので、  昼食は 必要なし


朝食席・・・密を形成し 賑やかになりがちな (大きな声を出しがちな) 子供連れは テラス席に誘導。 静かな大人は屋内の席に誘導。 

このようなところにも 感染予防に対する施設側の配慮を感じました。

 

こちらのレストランでは 栃木県産にこだわって、  食材は勿論のこと 食器に至るまで 地産地消 を目指しています。