慈久庵  鯨荘  塩町館・・・常陸太田には 美味しいお蕎麦屋さんが沢山あります。     その中でも ここが私の一押し。

お蕎麦屋さんらしからぬ 重厚な佇まいですが、明治時代に建てられた 旧 太田銀行の建物を 改装したのだそうです。

駐車場の車に目をやると、週末には東京や近県から お蕎麦目当てに来るお客さんが 大勢いるようで、お昼時はとても混んでいます。

少し時間をずらすと 待ち時間が少なくてすむので、 私は 午後1時過ぎを 目指して行くようにしています。  

 

 

店内は このような感じ

テーブルも椅子も レトロな雰囲気です

 

お店のご主人は、龍神峡近くにある 名店 慈久庵 で修業なさったとか。 

でも 個人的には 塩町館のお蕎麦のほうが好みにあっています。   こしが強くて風味抜群の極細麺。    お饂飩も のど越しがよくて クセになるお味です。

値段は 常陸太田の平均値の1.5倍ぐらいですが、吟味された食材と蕎麦打ちの腕とを考えれば当然。  間違いなくそれだけの価値があります。

 

とろろ蕎麦

 

納豆ぶっかけ蕎麦

 

 

 

常陸太田市郷土資料館 ( 梅津会館 ) ・・・ 塩町館から 徒歩 1分ほどの所に、常陸太田出身の実業家、梅津福次郎氏の寄付によって 昭和11年に建てられた、 梅津会館があります。     

太田町役場 や 常陸太田市役所として使われてきましたが、 現在は常陸太田市郷土資料館として利用されています。     

正面には車寄せがあり、内部のカウンターの腰板や階段の親柱に 当時の大理石が残されていて、往時の面影をしのばせます。

 

道路の反対側に大きな駐車場があるので、塩町館の駐車場がいっぱいの時には こちらを利用させていただいています。

 

 

 

西山荘西山御殿・・・言わずと知れた 水戸藩二代藩主 徳川光圀公の隠居所です。    光圀公は 元禄4年(1691)~元禄13年(1700)までを ここで過ごし、 大日本史の編纂や薬草の研究などにあたりました。    当時の建物は1817年に焼失したため、 現存しているのは  文政2年(1819)に 八代藩主 齊脩 (なりのぶ ) が 規模を1/3に縮小して再建した物だそうです。      建物は、茅葺平屋建の非常に質素なものですが、周囲は 四季折々の自然美に囲まれていて、ここを訪れると 江戸時代にタイムスリップしたような錯覚に陥ります。

 

 

 

 

若宮八幡宮・・・佐竹源氏の氏神。   1394年に 佐竹氏13代 義仁が太田城内に 鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を奉るようになったのが始まりで、それ以後は 佐竹氏の祈願所となりました。    佐竹氏は 関ケ原の戦いのあと 秋田に転封になりましたが、 水戸徳川家にも 大切にされ、 二代藩主 徳川光圀が 太田郷の鎮守にしたと伝えられています。  

 

若宮八幡宮の御神木・・・鳥居をくぐった右側にある欅は 高さ30メートルほどの巨木で 樹齢は およそ 640年。 

茨城県の天然記念物に指定されています。