新型コロナウィルスの感染拡大にともなって、日本でも4月7日から5月6日まで効力を発揮する 緊急事態宣言が発出されました。   何かにつけて要請を柱とする随分緩やかな内容で「これで人との接触8割減を達成できるのか?」と疑念を懐きますが、丁度そのようなときに 危機に直面するフィレンツェ在住の知り合いから以下のようなメールがきたのでご紹介します。   

 

イタリアでは、3月12日から必要最低限の外出以外は禁止されました。

 

それからおよそ1か月経った4/9時点で、イタリアにおける感染者は合計95,262人、死者は合計17,669人となりました。このような危機に陥っているのには諸々理由がありますが、第一には、イタリアがヨーロッパ随一の高齢化社会であることが考えられています。(高齢化率は、日本が世界第1位、イタリア世界第2位)

 

イタリアでの死者の年齢別内訳は、80歳代が45%、70歳代が32%、90歳以上が14%、60歳代が8%、50歳代が2パーセントとなっています。 死者の9割を70歳以上の人々が占めていることから、イタリアの高齢化率と高い致死率には、非常に密接な因果関係があると推察することができます。

 

現在、外出禁止令違反者への罰則は、罰金 最大3000ユーロ(約35万円)、あるいは、禁固3ヶ月と跳ね上がっています。  そうなってしまった背景には、外出禁止令に違反する者の数が感染者数を超え、「病人よりも馬鹿が多い」という現象が起きている実態があります。

よく考えて、お利口さんの行動を。。。。。