追い出し稽古にて、、、 | 堕落しつつある日々

追い出し稽古にて、、、

3月1日、大学の合気道部で行われた「追い出し稽古」のことについて書きます。

今日この記事を書いてる時点で3月4日ですから3日遅れではありませんか。早く追いつけるように頑張らねば。(>Д<)ゝ”イエッサ!!

「追い出し稽古」は部長N村のメールには19時から始めるって書いてあった(メールの内容については2月4日の記事「追い出し稽古」を参照。とりあえずその記事を読んでくれてからの方がこれから書くことがより笑えるだろうから読んでみて下さい)。

19時っていうのは普段の練習開始時間と同じだ。それをわざわざ書くということはその時間に始めるということか。この時期テストも終わって授業もないことだし。卒業生の私は一応主役である。みんなを待たせるのも何だし。4年になってからはいつもの練習ではわざと19時を過ぎてから行くようにしていたが、今回は感謝の意を込めることにして、早めに行くことにした。

学校の体育館に着いたのは18:45頃。あれ、靴が少ない、、、 柔道場出入り口で一礼。やっぱり人がいない。いたのはT野、G藤、M藤、畳にぞうきん掛けをしている最中だった。この一年間、とんと19時前になど来たことはなかったので「ちゃんとやってたんだ、、、」という印象。

さっさと着替えてそれに加わる。学校の練習でぞうきん掛けなど久しぶりだ。灰色に汚れたバケツの水も懐かしい。「やっぱり消毒が必要だな」 合気道では特に「抑え技」などのときなどは「受け」がうつぶせにされて「極め」られるので「受け」の顔が畳にに着くことがある。「膝行(しっこう)」ではつま先を立てた正座の姿勢、いわゆる「跪座(きざ)」の姿勢で膝を畳にこすりながら移動し、「座技(ざぎ、すわりわざ)」ではこの「膝行」を使って技を掛ける。慣れていても膝をすりむくことがたまにある。膝を擦り剥くとそこから雑菌が侵入し、化膿することがよくある。痛いので治るまで当然練習はお休みということになる。無理して練習に参加する後輩もいるのだが(何故か女子が多い。男子は腑抜けだ、私も含めて(笑))、見ていて痛々しい。勘弁願いたいものだ。

やはり畳が清潔であることは化膿を防ぐ意味で重要であろうと思うので、今度クレゾールでもプレゼントしようか。

ぞうきん掛けはあらかた3人がやってしまっていたので私は1,2往復しただけだ。19時近くになり、ようやく人が集まりだした。なんだいつも通りじゃないか、、、 私の思い込みであったようである。

19時、体操、受身、膝行。19時半頃、整列、挨拶。部長N村の説明。卒業生、修了生合わせて5人いるはずであったが、この時点では私しかいなかった。「じゃあ、○○さん(私のことです)がよければ始めますが、よろしいでしょうか」何を準備せよというのだ。
「それじゃあみんな一列に並んで――」なんてヌルイことを、、、「掛かり稽古でいいよ、みんなで丸く取り囲んで」部長N村の言葉を遮るように私は言った。(チョトカコイイ? (*^ー゚)

去年ぐらい「50本投げ」というのを、先生の指示でやっていた時期があった。そのときの幹部ら(今の幹部の一つ前の代)はどうしょうもない奴らで、「練習したくないオーラ」をカラダいっぱいに発しているような奴らだった。だから「50本投げ」を休憩の時間にしてしまった。「取り」を一人立てると、当然「受け」も一人。あとのひとはなが~い列を作ってそのまま待ちぼうけ。非効率この上ない。身体が冷えてしまう。あげく終われば「がんばったね~」と拍手喝采。

さすがに当時の私は切れて2列作ることを要求した。奴ら「なんで?」って顔するの。冗談じゃない。

、、、とまぁ彼らの愚痴を書いていてもつまらない。彼らについてはこれから機会があれば書くかも知れないし、書かないかも知れない。

「逆半身片手取り」「両手取り」「片手両手取り」「正面打」「横面打」「突」「後ろ両手首取り」この7種類の取り方で各5分間、私はこれから「取り」をする。みんなが私を取り囲む。体調を崩し見学のT井〈「後輩T井の家で、、、 」参照〉がタイムキーパー、彼が秒読みをする間、私は輪の中をぐるぐる回った。「澱の中の熊みたいだ」「プレッシャーがありますからね」冗談じゃない。誰に一番に飛びかかるか品定めをしているのだ。狙われているのはお前らだ。

「始め」 私はくるりと踵を返し真後ろに走った。誰だったか忘れたがぎょっとした表情だったのは覚えている。驚いて身体が固まってしまって思うように技が掛けられない。「四方投げ」だったか、「入身投げ」だったか。クソ、失敗だ。その後もなだれ込むように「受け」たちがまとわりついてやりにくいったりゃありゃぁしない。思うように間が取れず、みんな突っ込んだような姿勢になってしまう。

このやり方にみんな慣れていないのだ。練習だし、とりあえず一人ずつかかっていくことになっていたが、みんな周りが見えずに二人同時にかかってきたということが多々あった。それが普通なんだろうけどね。それを捌けないのは私の力不足と見るほかない。

特にG藤とM藤、一年の彼ら二人には手こずらされた。いや、正直に言うと全く歯が立たなかった。疲れて肩で息をするようになると肩を落とし、「肩の力を抜け」という方が無理な話だ。ガチガチの力勝負になると体格で劣る彼らには私は歯が立たない。くっそ~、思い出しても腹が立つ。くやしい!! ヽ(`Д´)ノ

「四方投げ」、「入身投げ」、「回転投げ」、ほとんど基本技ばっかりだな。まあ得意だし、そればかり稽古しているし。特に四方投げが多かった。技も汚かった。そんな調子で3つめの「片手両手取り」まではなんとかぶっ続けで動けた。「次は正面打で~す」という部長N村の声に、さすがに「タンマ!!」と叫ばざるをえなかった。

しばらく息を整えて再開。「正面打」「横面打」「突」。もう避けるだけで手一杯。それも体力がどんどん奪われる。こら、そこの一年! 笑い事じゃぁない。「突」は何度かクリーンヒットした。全くスピードも体重も乗ってない突だけど(合気道なんてそんなもんです)。

また休憩。肺が苦しい。気管支が空気が通るたび熱く、管が収縮して狭くなっているのが分かる。もっと走んなきゃなー。

「後ろ両手首取り」。これが一番苦手。自由技なんてほとんど練習しないよ~。しかも、、、 まただ。_| ̄|○ こいつら全然周り見ちゃぁいねぇ。なんで3人一片にかかってくるんだ。取り方もめちゃくちゃだし。そいういった「受け」でも、ちゃんと捌いて、ちゃんと取れるように導くのも、「取り」の力量による。私、力不足です、ハイ。(-_-;)

5分、終了~~。「お疲れさまで~す」と拍手が起こる。「またか、、、」でも今回はしょうがない、悪い気はしないか。私は「受け」を取ってくれたみんなに「ありがとございました」と礼をした。それにしても塩田剛三はやっぱりすごい。

私がヒィヒィ言っている間に残りの人たちが来ていたようだ。S谷さん、T福さん、M田。彼らは列を作って一人ずつかかっていく方法だ。3人いるがスペース的には全く問題ない。この詳細も書いてもいいが本筋と関係ないので省くことにする。そろそろ疲れてきたし。要するに「受け」って楽だな~ってこと。

稽古後、みんなで会食ということになっていた。場所は我が合気道部行きつけの食堂F(これも名前は勘弁)。ボリュームがあって夜遅くまで開いていて大助かり。何よりマスターの人柄が気さくだ。

我々卒業生、修了生の分はこの間の追いコンのときに一緒に徴収してあるという。ここぞと高いものを頼む我々。まあようするに楽しいひとときを過ごしましたと言うことです。

おわり。


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さてさて、合気道関連を検索してこのブログにたどり着いた方、合気道経験者の方々には、私がヘタレであることが十二分にバレたことと思います。あ、その前に「腕立て10回」って時点で存分にヘタレか。
このブログを見て笑うもよし、一人ほくそ笑むのもよし、私も頑張ろうと思っていただければ私は「御の字」です。励ましのコメントなどいただけると感激のあまり何をしでかすか分かったものではありません。
なにとぞよろしくお願いいたします。

※なお、これまで書いた情報の蓄積により、私が誰であるか分かった人もおられるかも知れません。もう少し本音を書いていきたいので分かっても関係者のみなさまにはなにとぞご内密に。こっそり私に教えてくれるのは構いません。あくまでどうぞご内密に。 かしこ。