「接触点をそのまま持っていく」 | 堕落しつつある日々

「接触点をそのまま持っていく」

2月28日、月曜日の稽古のことを書きます。

「私のカゼ撃退法」で書いたとおり、日曜の稽古は寝坊により参加できませんでした。起きた時刻は17時、、、(ノД`)

寝坊で稽古を逃したことは一度や二度ではないが、やっぱり悔しい。私はもうすぐ大学を卒業する(、、、できるかな? (´-`))ので、あと1ヶ月しかこちらにはおれません。それを考えると非常に惜しいことをした気がして_| ̄|○ililな気分です。

、、、という思いを込めて稽古に参加。時間は19時から、場所は先生のご自宅の道場。広さは20畳ほど。

さきに大学の合気道部の後輩が3人来ていた。H高、S木、T野。みんな一年生。、、、いいよなあ、と私は思った。私が大学の練習に加えて、道場に通えるようになったのは1年生の終わり頃、確か3月だったからちょうど今頃だっただろうか、原付を手に入れてからなのです。今年の1年生はナマイキにも車持ちが多い。彼らはちょくちょく誘い合って道場に通っていたようだ。そんな彼らを見ては「うらやましい、、、」と正直思っている。

今日の稽古も先生はまだ道衣を着ておられない。まだ道衣を着られるほど体力が戻っていないとご自分で判断されたからなのだろう。

体操・受身・膝行が終わると>「基本動作基本技」(これについてはまた説明する機会があるであろう。コメントに「説明キボンヌ」とあればもっと早い時期に)。T野が組みに来た。

正直に言おう、「うれしい」。

長いこと稽古から離れていたものだから特に「基本動作」の動きの細部がおかしいのが自分で分かる。予想以上に感覚がぼやけている。

「予想以上」といえば私の腕をつかむT野の手の力が強くなっていることだ。入部当初は「まじかよ、、、」と思うほど貧弱な握力でこちらがびびったほだだったが、彼は剣や杖の素振りをひとりでよくやっていた。その効果であろう。

何にせよさぼっていたのは自業自得だが、「基本動作」がこれほどまでにできなくなっていたのはけっこうショックである。やはり「実力は基本に出る」というのか。

「基本動作基本技」が終わっていったん整列。「昇級審査が近いので8時ぐらいから自習にしますね」と先生は言いながら今度昇級審査を受ける方たちに指示を出し、みんなの前で示演をさせた。「この技を取り方は今度の審査で自分が受ける級の取り方でやってください」。

最後にやったのが「正面打一教返し入身投げ」。Iさんが満面の笑みを浮かべ私の前に座り「お願いします」。「!」これにはいつも面食らってしまう。

Iさんは合気道の一会派の一つ、「合気万生道」を10年以上に渡り稽古されていて、四段、準師範(師範だったかな、、、)で県の支部で指導員、ご自宅にも道場を持たれている(何度か稽古させていただきました)。そんな人が何故ここにいるのか? というほどの人なのです(だから名前の伏せ方が今回はイニシャルのみ、これでもバレるかも)

そんな方がすーっときてパッと頭を下げられるとこちらが困ってしまう。本来こちらからお願いにいくべきなのに。

Iさんに組んでいただくとその度にいかに自分が無駄に力を入れている泣きたくなるほど実感できる。(ノД`)イヤ、ホントに。

「正面打一教返し入身投げ」は「受け」が正面打でくるのを一度一教で崩し、くぐったり捌いたりして入身投げにつなげる。

私が「取り」、Iさんが「受け」。Iさんの正面打に私は押し切られてしまう。タイミングがあっても「ガチン」動作の途中で動きが止まる、いくら動かそうとしてもそれ以上動かない。Iさんが空いた手で私の肩や腕を触る。もうガッチガチ。いつの間に、、、(;゚д゚)

「正面打にこうして受けるでしょ、そのとき肘の方の手はもっと下からスッと、カベを作る。カベを作ったらあとはストンと真下に落とすだけ」

「ちがうちがう、そんなしてガッとしたら受けもガッとなってそれ以上行かんくなるわ、こう、フッと触れる感じ」

う~~ん、むずかしい。ヽ(`д´*)ノ

そのまま自習になり、引き続きIさんに練習をお願いした。そう言えばIさんも昇級審査受けるんだった。いま思い出した。(゚ロ゚;)

「片手両手取り入り身投げ」。説明するまでもないが、「受け」が「取り」の一方の前腕を両手で取ってくるのを、「取り」が転換によって崩し、入身投げにつなげる技である。「通常」と「巻き込み」、転換するときの腕を返す方向で何種類かに分かれる。

私「取り」、Iさん「受け」。よし、転換!の「て」で「カッツーン」。この「よし、」って「準備」ももうダメ。「受け」に「入られて」しまう。

去年の年末、私が稽古を休む前に先生が工夫したやり方をやってみよう。どうするんだっけか、、、たしか肘側の接点を「消して」「受け」を導くように転換するんだった。、、、よっ、「ガッ」、、、ダメだ、_| ̄|○ 一旦保留しとこ。

「ここの触れてるところ(肘側の接点)に、ズー、と当て付けていくようにしていくとあとは自然に力が上に上がっていく(腕が上がる)。、、、今肘が固まってる、肩も」



ウワ~~~~~;.:゙:..:;゙:.::ヽ(゚∀゚ゞ) ッッ!
とかくこの調子。それはもうじりじりじりじりと。もう叫びたくなってくる。



「よし、いったん締めましょう。、、、正面に挨拶をして終わりにします」先生のこの声になんと救われたことか。

掃除のあともしばらく残って稽古。私が素振りをしたり、柔軟をしたり、腕立てをしたりしている横で、さっきの1年生たちが「羊の群のような表情」で突っ立っている。あるいは「迷子」か。

こ、こいつらはぁ~~~~Σ(゚∀゚ゞ)ッッ!

1年生の他の奴らもそうなんだか(2年生も)、学校の練習でも道場でも自分の意志で参加しているんだから、空き時間だってなにか自分のしたいことすりゃぁいいじゃないか。わざわざ道場まで来るくらいだ、自分なりの課題の一つや二つあるだろう?

私は社会人のM満さんが今度審査を受けられるので、自由技の練習台。ふと間があって「練習にお願いしていいですか?」「よろこんで」

「受け」を取りながら横目で見るとやっとこ何か始めた模様の羊たち。まあいいや。

M満さんは次3級でしたか。自由技の中の「転換しての天地投げ」でいつも「天の手」の脇があく。ゆえに「受け」としてはものすごく耐えやすい。なんでこうなるかな~。しばらく考えながら一緒にやってみた。そうか、転換したあとに「地の手」が効いてない。ゆえに崩しが不十分、技そのものも「天の手」側に流れてしまう。だから「天の手」の脇があく。さてどうしたら直してもらえるだろうか。

→結果。いろいろ試したけど私の指導力では無理、完敗でした。もはや「指導」なんておこがましい。私が勉強させてもらっている状況。



着替えながら「めしは?」私は後輩たちに聞く。「はあ、行くんだったら行きますよ」またこれだ~。_| ̄|○

場所は県道沿いのラーメン屋。そこで私は聞き役にまわるつもりだったが、やっぱり喋りすぎてしまったみたいだ。



~~~~~~~~~
う~~ん、合気道やってない人にはわかんないッスね。やっててもわかんないかも。
でも一度Iさんから教えてもらったことは活字にしておきたかったのでその目的は果たせたかな。
2日も経っていたせいで記憶が曖昧になりかけていたが何とか再生できた。もっと書き方を考えないと時間がかかってしょうがない。

これから書く記事
・火曜日の追い出し稽古。
・水曜日の稽古、午前の部・夜間の部。
・その他、稽古日記以外の記事。