沖縄を除く全国広範囲で、雨の多い季節になりました。
気温の落差も激しく、気象病等の心配もありますので、
皆様、体調管理に充分お気を付けください。
さて、世相に目を移すと、都知事選に関する情報が錯綜し、
過去最高の56人が出馬するという事態に至っています。
お一人お一人、政策持論をお持ちなのだろうと思いますが、
過去の選挙と同様にお祭り騒ぎの印象を拭えません。
よくよく考えた上で首都機能を守っていただきたく思います。
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古くからアフリカに伝わることわざに
次のような言葉があります。
おこ
火を熾す時は人が集まるが
灰を片付ける時は誰もいない
アフリカのことわざ 出典不詳
昔から「祭り」と「政治」には共通性がありました。
集合の合図とともに人々が集い、何かを話し合い、活況を呈し、
いかにも活気あふれる華やかな時空が形成されるわけですが、
それも束の間、一定の時間が経過すると、人々は消え去り、
心ある真面目な者だけが淡々と後片付けを行うのです………。
まるで初めから何も無かったかのような空虚を抱いて。
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今、この瞬間、首都東京に震度7を超える大型地震が起こり、
生活インフラが壊滅、水や食料・燃料・医薬品等が枯渇し、
一千万の都民が辛酸を舐めるような日が来た時、都知事は
冷静かつ慈愛に満ちた正しい対応をしなければならないのです。
それができるか否か、論点はそこにあるのではないでしょうか。
皆様、この問題を一緒に考えていきましょう。