小さな世界の住人は
僕は、小さな世界の住人です。世界からしたら、とても小さな世界に住んでます。そして、その小さな世界を行ったり来たりして、右往左往して、がっかりしたり、満足したりしています。一方、日頃、触れるニュースは、大きな話題が中心になります。世界で、日本でこんなことが起こった。世界ランキング何位になったとか、政界が揺れただとか、今、一番なりたい顔は誰だとか。1つ1つの大げさな物事が、とても、大袈裟で小さな世界は、とても、ちっぽけなものに感じられます。なんだか、つまらないものの様な気すらしてしまうものです。でも、本当に大事なのは、この小さな世界の方なんだと。「世界的」と、呼ばれる誰かにも、小さな世界は、存在しています。むしろ、いわゆる表舞台と呼ばれる異空間に立っている以外の時間は、小さな世界の住人です。世界的であることは、小さな世界の生活水準のグレードをあげてくれたり、自尊心を満たしてくれたりもするでしょうが、喜んでる様なことって実は、美味いものを食べた子供がかわいかった昨日よりちょっと何かが出来る様になったとか、世界的じゃない僕と、そんなに変わらないんじゃないか?と、想像してみると、やっぱり、大切にすべきなのは、なんでもないとか、くだらないとか、当たり前とかで、流されてしまう小さな世界の充実にある様に思います。とてもちっぽけで、世界的でない僕も、小さな世界は充実させられるし、その小さな世界は、他の誰かにもつながっているのだと。それぞれが小さな世界を充実できれば、道徳を振りかざさなくても、世界は自然と寛容に進んで行くのだと思っています。この小さな世界を充実させるそれは、簡単でもあり、大仕事でもある。小さな世界が面白くなる情報を発信していければと思います。小さな世界で行き詰まったら、外側の世界を見てみるのも必要だったりして。