東京都品川区が子供たちの安全を守るために区内の小学生全員に配布している防犯ブザー。従来の防犯ブザーの機能に加えて、GPS機能とPHS機能を併せもち、通話することもできる。子供が危険を感じたときには「まもるっち」に付いているピンを引くことで品川区のセンターシステムに通報される。品川区は2005年9月から新しい地域防犯システムとして「近隣セキュリティシステム」を構築しており、子供の緊急信号を品川区役所のセンターシステムで受信すると、信号が発信された位置をGPS機能ですぐに特定する。そこで警察、学校のみならず警察官OBで構成される品川区生活安全サポート隊、保護者、登録済みの地域住民などの「協力者」の中から発信地点付近の協力者に、固定電話では音声で、携帯電話には地図情報付きメールを自動送信する。通報内容は子供が緊急通報を発信した場所、子供の学年、性別である。通報を受けた協力者は直ちに付近の状況や子供の様子を確認するために現場に急行し子供の安全を確保する。

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