今『日本の名著 二宮尊徳』を再読している。僕はムラっけが多いので、一度に五冊ほどを同時に順繰りで読む。この名著の中の『報徳記』読み出したところだが、金次郎の幼年に起きたことでやはり涙する。中江藤樹の一生にも感激したが、尊徳は遥かに実践的でより大きなことを達成した偉人だと思う。しかし、共通項(積集合)は大いに存在する。よって、その観点からは同等の偉人出ることには違いはない。「積小為大」子供たちを含め一般国民が失念しがちなこと、そしてアドバイスする方の評論家や著名人もおそらく失念しがちな真理だ。前にも述べたように現代人は生前の過去人によって大半が成立していることを知らぬは遺憾だ。