写真は、町のスーパーで見かけたビール「レーベンブロイ」です。

350ml缶で150円位でした。

よく見てみると「原産国:韓国」とありました。「レーベンブロイ」はもともと、ドイツのビールの本場「ミュンヘン」のビールなのですが、今は、ライセンスの下、韓国で作り日本へ輸出している様です。だから、安いのでしょう。

 まずは冷やして飲んで見ました。美味しい!独特の麦芽の苦みがあり、口の中で残る味わいが何とも言えないビールです。

今思い出しましたが、今から50年以上も昔、私が23歳ごろ、シベリア鉄道で一人、ヨーロッパのパリへ向かった途中、ミュンヘンに立ち寄りました。その時、あのヒットラーがナチスを立ち上げたとかで有名なミュンヘンの「ホーフブロイハウス」というレストランに行きました。

すると、そこにいたドイツ人が「お前は日本人か?じゃ、仲間だ。飲もう!飲もう!・・」と次から次へと大きなジョッキーでビールをご馳走してくれ、びっくりした覚えがあります。当時は、第二次大戦後20数年しか経っておらず、まだドイツでは敗戦国仲間=日本の印象が強く残っていたのでしょう。「レーベンブロイ」はまさに、その時に飲んだビールの味でした。

ほんの小さなビールですが、頭の中に残っていた古い記憶を取り出してくれました。

「日々是好日」