泰緬鉄道(ミャンマー) | 感じる科学、味わう数学

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だから、正しいか否かより、大事なのは視点です。

 今日8月15日は終戦記念日。先日タンビュッザヤの泰緬鉄道博物館と日本人墓地を訪れました。第二次世界大戦時に日本軍がミャンマー(ビルマ)とタイの間に造った泰緬鉄道のミャンマー側の起点だった場所です。
 数年前にヤンゴン(ラングーン)の日本人墓地を訪れたこともあります。日本人墓地はどちらもきれいに維持されています。連合軍墓地とはだいぶ違います。
 この博物館、英語名は「The Death Railway Museum」と言います。ここでいう「Death」とは現地のミャンマー人とイギリス人捕虜が多数亡くなったことを指します。一方で日本人は悪者扱いでした。それもまた事実でしょう。
 博物館の敷地には蒸気機関車が展示されています。旧日本軍が日本から運んだ日本製の機関車です。現在使われている鉄道の線路の引き込み線の上にありますから、きちんと整備すればすぐにでも運行できそうな場所です。

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 そもそもミャンマーでは当時の鉄道網が現在でもそのまま使われています。大都市ヤンゴンとマンダレーを結ぶ路線だけはきちんと整備されていて本数も多いですが、地方の路線は老朽化して乗り心地が悪く、時間がかかる上に、時刻は不正確です。ここミャンマー南部の路線でも運行しているのは1日2本だけ。今どきの人々の主な移動手段はバスです。
 さて僕も主にバス(と飛行機)で移動していますが、バスで移動中に1日に2本しかない鉄道とたまたまタイミングが合って、踏切で止められました。
 実は以前にもインレー湖の近くで踏切に引っかかったことがあります。こちらも1日2本が運行する路線でした(ちょっとした自慢)。旅先ではこういうことも楽しいものです。