リニア・モーターカーに乗る(上海) | 感じる科学、味わう数学

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 年末に中国・成都に行く途中にあえて上海で乗り換えて、でもすぐ後のフライトではなく、乗り継ぎ時間を4時間空けた。リニア・モーターカーに乗るためだ。
 上海の浦東空港と市街地の間をリニア・モーターカーが結んでいる。中国語で「磁浮」と書く。2004年開業ということだから、出来てからもう10年以上経つ。そして今でも世界で唯一の営業運転しているリニア・モーターカーと言ってよい。最高速度は時間帯によって変わるが、300km/時または430km/時。30kmほどの距離を7~8分ほどで走る。
 前からチャンスがあれば乗りたいと思っていたが、ようやく実現したわけだ。運賃は片道で50元、往復で80元(1元≒17円)。上海浦東空港へは地下鉄も通っているし、バスや地下鉄と比べて高いからだろう、リニア・モーターカーの乗客は少なかった。採算がとれているようには見えなかった。乗り心地はたぶん日本の新幹線の方が良い。