「風と共に去りぬ」では、
メラニーが、善人のように見られて、
スカーレットがワガママに映るかもしれないけれど、
タラの一族が、生きてこれたのは、
スカーレットが恥も外聞もお構いなしに
タラを守るために知恵を絞って、
身体を張って活路を見出して来たからに
他ならない。
いつも、真の苦労をし、第一線て戦って
みんなを守っているのは、
スカーレットの逞しさと知恵なのだ。
それにメラニーは、頼り切っており、
スカーレットのおかげで
生きてこれたことを
心底理解しているから
スカーレットをいつも庇い、守っていたのだ。
実は、自分が守られて来たことを
わかっていたから、
深く感謝し、愛していたのだ。
一見、
メラニーになることは憧れ
スカーレットになるのは避難されることのように思われるが、
案外、メラニーでいることは易しく、
スカーレットになることは厳しく、難しいと
いうのが、真実である。
強く生きるのは難しい。