もし、大切な人がうつになったら
毎月必ず買う雑誌が5冊以上あります。
その中の一つ。
「日経WOMAN」6月号より。
周囲に「うつ」な人がいる・・・読者アンケート62.8%
62.8%かぁ。
実際、私の周りにも何人かいます。
記事によると「うつには早期発見、早期対処が最も有効。」だそうですが、
本人は否定しがち、自覚症状があっても周囲に隠す傾向あり。
仕事が忙しく家族と過ごす時間もなく、身近な家族も気づかないことも。
うつが分かるのは職場が最も多いという。
うつのサインは、
遅刻や当日の急な欠勤が増える、口数が減る、電話を取りたがらない、一人になりたがる。など。
親しい人がうつになり「私が治してあげなければ!!」という義務感から四六時中相手を気にする状態になれば、「共倒れ」になってしまうので要注意だそうです。
さて、どう接しましょう?
「うつかもしれない身近な人への接し方」
☆励まさない
「頑張ろう」など励ましては「早く治さないと」とプレッシャーを与える原因になるので、「今はゆっくり休んだら」など頑張らなくていい安心感を与える方向性で。
☆急がせない
「いつになったら治るのか」など時間的に追い詰める言動は大きなストレスを与える。
☆先のことを考えさせない
治療への見通しが立ちにくい病気なので先行きへの不安も増す「先のことは治ってから」と今に集中できるように誘導しよう
☆重大な決定をさせない
判断力が弱まっているので退職や離婚、引越し、結婚など重大な決定は避ける。
「元気になってから改めて考えよう」とアドバイスを。
☆頑張らせない
頑張ろうとしても頑張れず、ストレスへの抵抗力も激減しています。治療するまでは「頑張らなくていい」をモットーに。
☆突き放さない
「突き放された」と感じると不の方向へ思いつめてしまいがち。気遣いながらも突き放さず何事も選択肢の幅を残しておけるようにしたい
☆人前でしからない
他人の目(評価)に対して過敏になっている。人前で叱責するのは相手を追い詰めることになる。
最後に専門医の先生から
「うつは誰でもかかる病気ですが、キチンと対処すれば必ず治ります」
そして、私の個人的な意見。
大切なのは「思いやり」
うつの人にも、そうでない人にも。