ヒオドシチョウ・渡良瀬遊水地のチョウ種数 | 思川-自然散歩-

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思川流域をカメラを担いで、散歩中・・・です。どこかで、お逢いできるかも・・・。

ヒオドシチョウ

ヒオドシチョウ
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クリップ ヒオドシチョウです。小山市が、「思川豊田緑地=スポーツ・レクレーションの場=広い芝生広場」の開発計画をしている場所の直東側を散歩していると、私たちの周りを飛び回ってくれました。そして、神さんに・・・(2枚目)。久々の出逢い・・・。この場所では初見でした。帰りも、同じ場所を通ったのですが、再度、神さんに・・・。気に入られたようです。「広い芝生広場」は、見直し、子供たちが、チョウたちと戯れながら、学べる場所にしませんか・・・。本や標本ではなく、実体験できますよ・・・。500(750)ミリ持参で散歩でしたので、最短撮影距離は、4メートル。2枚目は、神さんに動かないでもらって、そっとバックして撮影・・・。〔両毛線鉄橋上流、2015.5.24〕

クリップ 『フィールドガイド日本の蝶』(誠文堂新光社、2012年)によると、食草は、エノキ・ハルニレ・ヤナギ類などだそうです。かつては、都市近郊でも見られたそうですが、各種開発による雑木林の減少とともに少なくなっているそうです。

クリップ 過日、思川散歩で出逢った蝶は、69種で、渡良瀬遊水地での出逢いは少ないと記しました。長くチョウの調査をしている知人に『藤岡町史』資料編・渡良瀬遊水地の自然(藤岡町、2002年)に43種が掲載されていると教えていただきましたので、早速、昨日、購入してきました。ヒオドシチョウは、記録されていましたが、知人は、開発計画地と、その周辺の限られたエリアで62種を確認していますから、やはり、チョウの場合、遊水池よりも豊かな環境であることが理解できます。先日、遊水池で昆虫の調査をされている方に、確認できる種数を、ご教授いただいたのですが、50数種とのことでした。やはり、開発計画地は、貴重な場所であることが分かりました。、『生物多様性おやま行動計画』を策定し、「生物多様性の将来像『たくさんの生命(いのち)輝くまち おやま』を掲げ」、目指している小山市ですから、開発計画は、見直すべきでしょう。