ハマシギ・野鳥来い小山市が「なつみずたんぼ」挑戦へ | 思川-自然散歩-

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思川流域をカメラを担いで、散歩中・・・です。どこかで、お逢いできるかも・・・。

ハマシギ

ハマシギ

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クリップ 遊水池に行くと、知人に、ハマシギが来ていると教えていただきました。早速、行ってみると、出逢うことができました。この場所は、以前、散歩対象地に入っていませんでしたが、昨年から範囲を少し広げたため、初見・初撮影となり、思川流域の鳥、171種に・・・。知人には、感謝致します。ちなみに、この子は、小山市外での出逢いです。最後の画像は、だるまハマシギちゃん・・・。〔思川流域、2015.5.10〕

クリップ 知人からの情報で生活しているようですが・・・。別な知人から『朝日新聞』デジタルに、次のような記事が掲載されているとの情報をいただきました(原文のまま、転載)。16日の朝刊は、長文なのですが、要約された内容となっています。これによると、小山市では、これまで「ふゆみずたんぼ」に取り組んできたが、今度は、「なつみずたんぼ」に挑む、ということのようです。そして、今夏、シギ・チドリの立ち寄りと、コウノトリの飛来をも期待するとのことのようです。夏の暑い時期、シギチとの出逢いを求めて、田んぼを徘徊する私共にとっては、とても、喜ばしい取り組みであると嬉しく思いました。
クリップ 「ふゆみずたんぼ」については、野鳥の飛来を期待して、いくつかの田んぼを、確認するようにしていましたが、一昨年、コハクチョウ・オオハクチョウなどを確認したのみで、この冬も期待していたのですが、出逢いは無しでした。ただ、今季、初春の渡りの時期に、コチドリを確認できましたが、面積が狭いことと、餌となる生物がいないこともあるのでしょうか・・・。期待していたほどの出逢いは、私の場合、ありませんでした。しかし、今回は、面積も数倍になり、夏ということで、餌となる生物の発生と、流入も少しはあるでしょうから、期待したいと思います。
クリップ 冬の田んぼを巡っていると、乾田化政策により、田んぼが乾燥しているのか、強風が吹くと、土埃が舞い上がり、砂漠にいるような気分になることがあります。そうした時、「ふゆみずたんぼ」の近くを通ると、何か、ほっとしたような気持になります。しかし、野鳥の姿を観ることは、少なく、寂しい感じもするのも事実です。ただ、ホンモロコ?の養殖場?が併設されている「ふゆみずたんぼ」では、養殖場?の網をかいくぐって、侵入したサギが、魚を捕食しているのを観ることが多いです。野鳥たちにとっては、水も重要ですが、やはり、食べ物が一番なのだと、感じる一瞬でもあります。小山市の田んぼを巡っていると、水路の魚を捕らないで、と記されていることに気付きます。私が、子供のころは、水路には、多数のドジョウ・小魚・ザリガニなどなどがいました。それらを捕獲して、生活の糧にしていた方々もいました。ところが、現在は、捕ってはいけないと記されるほど少ないというのが現状です。用水が、三面側溝になってしまったことも原因ではないでしょうか。とにかく、「なつみずたんぼ」については、注目したいと思います。

クリップ ということで、最近、小山市内の生物に関する報道が、急に増えたような気がします。何故なのか・・・?。小山市は、『生物多様性おやま行動計画』を策定し、「生物多様性の将来像『たくさんの生命(いのち)輝くまち おやま』を掲げ」、目指しているわけですから、当然といえますが・・・。しかし、一方では、調査も行わず、「思川豊田緑地=スポーツ・レクレーションの場=広い芝生広場」の開発計画をしているということには、改めて、矛盾を感じてしまいます。今のところ、開発計画地の生物たちの報道は無いようです。生物が生息していることが分かってしまうと、不味いとの判断では、と言っている方もおられるようですが・・・。いずれにしても、、小山市は、『たくさんの生命(いのち)輝くまち おやま』を掲げているわけですから、開発計画は、見直すことが必要でしょう。


栃木)野鳥来い 小山市が「なつみずたんぼ」挑戦へ
平井隆昭 2015年5月16日03時00分

写真・図版
麦の収穫後に水を張った農地にアオアシシギが集まった。後ろは稲穂=2012年、埼玉県行田市、オリザネット提供


 渡良瀬遊水地一帯に野鳥を呼び寄せようと、田に冬場も水を張る「ふゆみずたんぼ」に取り組んできた小山市が、今度は夏に着目して収穫後の麦畑に水を張る「なつみずたんぼ」に挑む。初年度の農地は約35ヘクタールで、「同様の取り組みの中で全国最大規模」と専門家も注目する。「人工の干潟」に今夏、シギ・チドリ類など渡り鳥が立ち寄り、目撃情報が相次ぐコウノトリの飛来が増えることにも期待が高まる。

 「なつみずたんぼ」は、転作作物の麦などの畑で収穫後に水を張っておく。麦の連作障害を防ぎ雑草が除去でき、トンボやゲンゴロウ類などの生き物が増えて鳥のエサ場にもなる。

 市は「トキやコウノトリがすむ環境作り」を掲げて、無農薬の「ふゆみずたんぼ」農法に取り組んできたが、4年目の今年で11戸7ヘクタール。昨夏に遊水地を訪れた日本野鳥の会の柳生博会長が「ずっと水を張るだけでも野鳥は喜ぶ」と提案したのをヒントに、人工的に干潟の環境を作る試みを夏も始めることにした。