春の味 | ”あなたの思い出まもり隊” の日々。

”あなたの思い出まもり隊” の日々。

あなたの思い出まもり隊は、東日本大震災で被災された方の「思い出」である「写真」を復元するプロジェクトです。
「被災地へいけなくても何かしたい」という学生ボランティアの想いから誕生しました。
ここでは日々の活動の様子などを綴っていきたいと思います。

今日はぽっかぽかいいお天気。春の訪れを感じます。
この時期の神戸の垂水周辺~明石ではあの春の匂い。

そう「イカナゴのくぎ煮」です。

しかし・・・いつもはあちらこちらからただよう くぎ煮を炊く甘辛い匂いが、今年はあまり感じません。

イカナゴ漁の不漁によるイカナゴ高騰!!

「3月7日イカナゴ漁解禁」という張り紙がスーパーや商店街で張り出されると、
このあたりの主婦はソワソワしだします。
お醤油やショウガ、お砂糖にザラメ。各家庭の味付けに使う材料をそろえ、
今年は1キロ何円かなぁ?昔みたいに950円ならいいけど・・・1200円ぐらいかなぁと、
予想をたてながらイカナゴを待ちます。

そして、解禁日。


まさかの1キロ 2500円!!! 高級魚!!


今年、イカナゴ臭がしないのは、
値段の高騰でイカナゴを炊く家庭が減ったからかもしれません。
いつもなら親戚・お友達に送るために5キロ、10キロと炊く人が減ったのかもしれませんね。


我が家では 家族にせがまれ1キロだけ炊きました。(解禁数日後の税抜き1780円で購入)





強火で一気に炊き上げます!
途中、お箸で混ぜたりしてはいけません。崩れてしまいます。
焦げ付きそうになれば、鍋をふります!ふりまくります!!




完成です。

高級魚なので、一日一箸。

海水温の上昇も近年の不漁の原因のひとつだそうですが、
はっきりとした原因はよくわかっていないそうです。

来年はどうなることやら・・・・。


東北地方の春の風物詩といえば、「ワカメ」でしょうか?
宮城県南三陸町の肉厚で国内屈指の高品質のワカメ。

震災で大きな被害を受けたけれど、若手のがんばりもあり
今では水揚げ高は震災前の約75%まで戻ったとか。

2月~3月の早採りのやわらかい生わかめをしゃぶしゃぶに。
この時期にしか食べることができない逸品!!だそうです。