この介護業界でよく言われる話。

「学校の授業とかで習ったことは、現場で使わない」

 

たしかに学校だけでは時間数が足りない。

 

これは確かにあるとは思う。

 

だけど

2〜3年間、介護を学ぶために一生懸命学校に通って就職して、

結局、現場では通用しない。

そんな甘い世界じゃないって意見もあると思う。

 

 

でも、高い給料は望めないんですよね。

 

こんな業界に、多数の人が集まるわけがないですよね。

おそらく資格を取るために、通っている・学んでいるってところが大きいんだと思うんですよ。

 

結局資格対策のために学んで、

資格をとって、

資格手当でお給料が上がって…

 

っていう

なにか業界としてレベルアップするシステムになっていないですよね。

 

一応言葉を付け加えておくと、

学校などで学んだ介護技術が決して全く通用しないわけではないんですよ。

介護の形は覚えているので、

そりゃ、全くの未経験の方とは違いますよね。

 

でも、覚えているのは形であって、そこには『「なぜ?」の説明』が少ない…

というか、説明しても伝わっていないんですよ。

だから応用が効きにくくなって、

結論として「現場の経験が少ないから」ってなっちゃうんですよね。

例えば5年間介護の現場の経験を積みましたって方でも、

介護が完璧に出来るわけではない。

じゃあ20年現場の経験があれば、完璧なの?

いや何年積めば、完璧なのさ?

って話になるんですよ。

 

そもそも『なぜ?』がなぜ伝わらないのか?

正しい介護をさせたいから、“カタチ”を先に植え付けちゃうってところが

大きいですよね。

だから相手がどんな体型でも、その“カタチ”で対応しようとする。

 

じゃあなぜ現場未経験の方と5年間の方の介護のスムーズさに違いが出るのか

それは、5年間の経験でその“カタチ”でも介護が出来ると思っている『自信』ですよね。

 

もちろん『自信』はすごく大切なこと。

その『自信』は相手の方に『安心』を与えることもありますから。

 

でもその介護をされる方の身体は大丈夫かな。

無理しすぎてないかな?

 

こんなことが自分自身で頭をよぎっても、訂正ののしようがないんですよ。

“カタチ”が先に植わってしまってるから。

 

まわりくどいかもしれませんが、

『なぜ?』を植え付けてほしいですよね。

学校の講師の方、職場の管理者の方、教育係の方などなど、

教える立場の方は。

正解を押し付けないでほしいですよね。

 

これを、だいたい

「そんな時間はない」

っていう一言で片付けられたりするんですよね。

さびしいな。

 

これは、

『おーものかいご』の極論ですが、

 

自分も相手も痛くない介護が一番正解な介護

 

なんだと思っています。