常に不安に駆られていた
暗い影が追いかけて来る恐怖
飲み込まれないように逃げる
光を探して進むのではない
ただ闇に飲まれないように不安から逃げる
私は影の部分ばかり見てしまう
希望の光に夢見るのではなく
闇に飲まれた人を見て
自分はまだ飲み込まれていないと安堵する
自分が明るいところに行けると思わないのだ
逃げて逃げて逃げて
不安は迫ってきて
時に制御できなくなるほどに凶暴な自分に
いつかコントロール出来なくなるのではないかと思う
生き続けることに怯えて
でも生を手放す勇気がない
生きていても仕方がない
いつか死んでしまうのに
今私が手にしているものは全て失ってしまうものばかりなのに
どうして大切の出来るのか
それでもなぜ人は生きるのか
なぜ私は死なないのか