手術後まもなくはじまった放射線治療。

脳腫瘍の場合、頭部を固定するためにまずマスクを作成する。

その後、確か15回ほど強い放射線を当てた。


放射線を当ててるからといって、母の具合は良くはならなかった。

でも痛いとか、やめたいとか何も言わなかった。

最終日に「今日で終わったよ。看護師さんたちが拍手してくれたよ。」って嬉しそうに話す母を見て、

やっぱり楽な治療なんてないんだろうな、放射線も辛かっただろうな、と感じた。


車椅子で大病院の人の中を通り、放射線室へ通うこと。

外へ出る時や人と会う時は身なりを整えていた母は、とっても嫌だったろうなと思う。

傷跡も大きいし、寒そうでもあったから、私と姉はオーガニックコットンの締め付けないゆるゆるキャップをプレゼント。

帽子を被って車椅子で、最上階へ景色を見に行ったり、売店へ行ったり、外の空気を吸いに行ったりしたなおねがい