うぇぇぇぇ、ついてない
サッとご飯たべて博物館に行きたかったので、たまたま近くにあった「長田本庄軒」さんにピットインしました。
メニューです。
私たちは11時ちょい前に入店でギリ1巡目で並ばず入れました。
私たちが入った直後満席になり、帰る頃には長蛇の列でした
並んでる間に注文聞いてたので、2巡目からは回転早いのでは?と思います。
1巡目は、席に着いた瞬間注文するシステムだったらしく、とりあえずぱっと目についた「ぼっかけ玉子モダン」を注文。
夫はぼっかけがあまり好きじゃないので、「牛ホルモン焼きそば」をチョイスしてました。
目の前で調理してくれるので、待ち時間も結構楽しいです。
目の前にぼっかけや肉豆腐の大鍋が並んでいて、「千と千尋の神隠し」で千尋の両親が豚になった屋台みたい。
楽しいんですが、鉄板の熱で座ってるだけで暑いぃぃぃ
汗をふきふきしながらじっと順番をまち、私の「ぼっかけ玉子モダン」が出てきました。
カットするとこんなかんじです。
お味ですが、めっちゃおいしいぃぃぃぃっ
ソースは甘めで麺は太め、ぼっかけたっぷりで食べごたえありました。好きな味すぎる
ビールが飲みたくなりましたが、知覚過敏が心配だし、この後博物館にも行くのでガマンです
ネギ好きだから、次はネギを追加マシマシにしたいな~
夫の牛ホルモン焼きそばはこんな感じでした。
とっても美味しいお店なんですが、とにかく店が暑い、暑すぎる
食べ終わる頃にはひとっ風呂あびたんかいってくらい汗だくになってしまいました。
暑いのが苦手な夫はめちゃくちゃご機嫌斜めになり、
「おもちの足がずっと当たってて、暑くて仕方なかった、夏のおもちは熱を放って暑すぎるから近づきたくない」
と、店を出てから私に悪態をつく始末。
冬のおもちは温かいって重宝がってたのに、夏になるとこんな邪険にするなんて、そんな都合のいいことあるかぁぁぁっ
大体店が狭いんだから仕方なくない?ブチブチ言うなよ!
と、私もイラッとし、一瞬険悪な感じになったんですが、博物館に向かう途中、大丸の地下にあるコーヒースタンドで涼んだら、
「サウナ2セット分は汗かいたな~」と二人とも冷静になり和解しました
夏の喧嘩は物理的に冷やすに限る
脳内の夫のトリセツに「温めすぎてはいけない」って書き足しとこう。
そんなこんなで、無事神戸市立博物館に到着しました。
ローマ感があって、テルマエ展の会場にぴったりの外観です。
ではいざ中へ
「博物館でバスタイム」って書いてありますね。
すでに風呂入ったくらい汗かいてきたから、ある意味コンディションはばっちりです。
まずロビーに入ると、テルマエの温浴室を再現した撮影スポットがありました。
おお~~っ、期待が高まります。
テルマエ展の会場に向かう途中、素敵なステンドグラスを発見
キョロキョロしながら3階の会場に到着です。
テルマエ展は、8割が古代ローマの人々の生活をお風呂文化を中心に紹介する内容で、最後の2割で日本のお風呂文化に触れていました。
第1章 古代ローマ都市のくらし
古代ローマは結構貧富の差があったため、皇帝は大衆から不満がでないように、剣闘士試合、演劇などの提供に加え、テルマエ(公衆浴場)を各地に作ったそうです。
銅貨1枚で1リットルのワインが買えたそうですが、テルマエの入浴料はその四分の一値段で、大衆は毎日気楽にテルマエに通えたんだそう。
「庶民たちのくらしは特別な日の見世物と、毎日の仕事の後のテルマエによって彩られていました」と解説の一文にありました。
え、うちにもいるよ、こういう人。
特別な見世物(Amazon プライムビデオ)と、仕事の後のテルマエ(サウナ)を楽しみに働く男…
これ完全にうちの夫だーー
そうか、だから夫はシンパシーを感じてこの展覧会行きたがったのかも…
前もポンペイ展はなぜか行きたがってたし、前世は古代ローマ人だったのかもなぁと、妙に納得してしまいました。
そういやこの章には、ポンペイ展でも見た「炭化したパン」の展示がありました。
ローマの話するときこのパンはデフォなんですかね?
グッズにもポンペイ展と同じ炭化したパンクッションがあったし、人気なんかな
第2章 古代ローマの浴場
いよいよこの章からテルマエのお風呂文化が詳しく紹介されていきます。
「ギリシャの若者たちは、肌に油を塗り、全裸で運動したため、運動後にはストリギリス(肌かき器)で汚れを落とし、水で身体を洗う必要がありました」
という解説があり、肌かき器?はて?と思ったら、現物が展示されてました。
いや肌かき器ごっつくない
いやいやカミソリもいかつくない
髭どころか頬肉も削げそうな刃物です。
極めつけはこの入浴道具。
香油壺と、小皿と、3本の肌かき器がセットになった品です。
いやいやいやいや、こんな北斗の拳のザコキャラがヒャッハ~言いながら振り回す武器みたいなの持ってくの風呂に
と、びっくりしたのですが、解説によると小皿は体に湯をかけるのに使い、3本の肌かき器は異なるカーブでそれぞれ用途があるようです。なるほど。
ローマのお風呂文化は奥深い…
第3章 テルマエと美術
テルマエは、大衆が美術品を間近に見ることができる場でもあったそうで、
テルマエの遺跡からは、こんな感じの大理石像が多数発掘されたみたいです。
他にもタイル絵などの浴場美術の展示がありました。
テルマエのルーツには医神の神域の入浴施設などもあったようで、そのからみで奉納模型がいくつか展示されてました。
体の不調の治癒を医神に祈り、回復したら痛かった部位の模型を奉納するという文化があったそうです。
まさかのトリが子宮型でびっくりでした。
その発想はなかったぞ
巨大な公衆浴場を維持するため、ローマの水道や土木の技術は非常に高いレベルだったそうです。
展示されてる配管も、いまの水道管とさして形状かわらず、すごいなローマ!と感動します。
そんな中で発見したこれ。
ライオン頭部型の吐水口
日本の銭湯で良く見る雄ライオン型ではなく、なぜか雌ライオンなのですが、作りは現代とさして変わらない気がします。
ローマからあったんかいコレ、すごいな
次銭湯で見かけたら歴史のロマンを感じて感動しちゃいそう。
下顎のしゃくれ具合がかわいかったので、横顔も撮影しときました。
有名なカラカラ浴場を再現した模型もありました。
夫が「おもち見て、ここにサウナがあるよ」と、間取りを指差して喜んでいました。
カラカラ浴場は模型だけでなく、再現CGの動画もあったので、イメージがわきやすかったです。
カラカラ公衆浴場には、図書館も併設されていたそうです。
「大浴場+サウナ+図書館ってヘブンすぎない?どこかのお金持ちがカラカラ浴場日本に再現してくれないかな~」とぼやいたら、
「それつまりなにけんだよね」とドヤ顔で夫が返してきました。
たしかになにけんにも大浴場もサウナも図書館(漫画)もあるね
そうか、なにけんはローマに通じていたのか…と、また日本とローマのお風呂文化の共通点を感じた私なのでした。
第4章 日本の入浴文化
最後の章では、平たい顔族こと、日本人のお風呂の歴史が解説されています。
昔から温泉番付ってあったんですね~
歴代ケロリン桶の展示もありました。
最初は白かったけど、汚れが目立つから黄色になったそうです。
日本の展示内容は正直物足りなかったけど、日本人も古代ローマ人もお風呂大好きだったんだなぁ~ってのはわかりました。
出口の展示、洒落がきいてていいですね~
出たとこに神戸のお風呂屋さんの一覧パネルがあって、めっちゃお風呂に行きたくなりました。
出たとこにはルシウスのフォトスポットもありました。
またテルマエロマエ読みたくなってきたな~
フォトスポットの後はグッズ販売エリアです。
テルマエ展はサウナー向けグッズが充実してました。
mokuタオルと、コンテックスのポケットつきサウナハットがあるのが、めっちゃポイント高い~
夫が舞い上がって散財してました
そういえば展示にあったケロヨン桶を見て、「いつも銭湯で使うやつよりでかいような…」と感じていたのですが、
関東と関西はサイズが違うことが売店で判明しました。
へぇぇぇ、売店まで勉強になるなぁ
お風呂トリビアがまた一つ増えたわ。
テルマエ展、私はとっても面白かったです
夫も面白かったそうなので、普段博物館に行かない方でも、お風呂好きならきっと楽しめるはず。
私たちは用事があったので行けませんでしたが、コレみた後お風呂屋さんにいくまでワンセットがおすすめです。
きっとお風呂入りたくなるから、替えのパンツをお忘れなく
本日は以上です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました