おはようございます、おもちもちもちです。
GWに、奈良県にある旧奈良監獄の見学ツアーに参加してきました。
レトロ建築好きとしては、ずっと気になってたんですが、
常時公開じゃないのと、ツアー代金が高い(笑)のとで、
中々見学するふんぎりがつかなかったんですよね
が、2024年には星野リゾートのホテルになるらしく、
今年11月には、本格的な工事が始まるという噂を耳にしまして、
「いつ行くのいまでしょ」と急に焦りだしました。
さっそく見学ツアーを探したら、運良くGWに、「元刑務官の解説つき、非公開エリア含む2.5時間滞在ツアー」なるものを発見
値段は一人7000円と中々の金額でしたが、清水寺ダイブで夫と2名分を予約して、行ってきました。
ポチる時、手が震えましたよ...
7000円あれば、大好きなドーミー泊まれちゃうからね。
というわけで、目ん玉かっぽじって7000円分見学してきた内容を、全3回に分けてご報告させていただきます。
1記事2500円弱かぁ...⬅️まだ言ってら
GWの奈良でランチできる気がしなかったので、新大阪駅の魚屋スタンドふじさんに寄ってから出発しました。
大好きなお刺身定食でパワーチャージです。
ついでに新大阪のスタバでお茶までしばいてきました。
まだ何もしてないのに前倒しで休憩
そんなこんなで、電車とバスを乗り継ぎ、旧奈良監獄に到着です。
旧奈良監獄は、明治政府が監獄の国際標準化を目指して作った五大監獄のひとつです。
千葉、金沢、長崎、鹿児島にもありましたが、刑務所施設の姿を完全に残しているのは奈良監獄だけです。
なぜきれいに残っているかというと、戦後は少年刑務所(20~26歳が対象の刑務所)として平成28年(2016年)まで利用されていたからなんですね。
つい最近まで現役バリバリだったわけです。
その後、平成29年(2017年)、国の重要文化財に指定され、2024年には星野リゾートにより監獄ホテルに生まれ変わるそうです。
そんな旧奈良監獄の表門は、ロマネスク様式で、アーチと円塔が美しい建物です。
普段は門の中には入れません。
表門から入ると、正面に立派なレンガ建築の庁舎が現れます。
右をみてもレンガ建築ッ
左をみてもレンガ建築ッ
と、私のようなレトロ建築好きにはたまらない場所です。
レンガの積み方は横、縦と一段ごとに長短をかえるイギリス積みだそうです。
このレンガ、受刑者が焼いたものだそうですよ。
表門の裏側はこんなふうになってます。
廃庁した刑務所ですが、庭の手入れは行き届いていて、ツツジが美しく咲いていました。
まぁ7000円払ってるからねっ⬅️まだまだ言う
入り口右手の倉庫が改装され、資料館になっていました。
中には赤レンガ建築番付なるものが貼ってありました。
旧奈良監獄(奈良少年刑務所)は西の関脇ですね。
これ見て旅先決めるのもいいですね~面白い
明治維新前の刑罰の絵も展示されてました。
今は懲役や禁固など、自由を制限するのが主な刑罰ですが、
昔は刺青を入れたり、鞭で百叩きにしたりと、体を痛め付ける刑罰が主流だったそうです。
明治維新後の新政府は、江戸幕府がアメリカと結んだ不平等条約、中でも治外法権の撤廃を目指していたのですが、
(治外法権は、日本で罪を犯した外国人を日本で取り締まれないという、日本史で習うアレです)
当時の日本の監獄や刑罰は、設備や環境が悪く、国際的な基準とはかけ離れていたそうなんです。
で、治外法権撤廃には、近代的な国際標準にあった監獄が必要だぜ!となり、明治五大監獄が生まれたわけです。
ふむふむ、そういった経緯で、この美しい監獄が建てられたわけですね。
当時の所長さんの制服だそうです。
当時の拘束衣です。
手錠などもありました。
この旧奈良監獄のミニチュアは、受刑者が作ったそうですよ。
こちらの監獄でジャニーズの映画が撮影されたそうで、ジャニーズファンっぽい若い女子たちもツアーに参加してました。